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世界ジュニア2013男子フリー

2013年03月05日 23時48分06秒 | スポーツ

 見逃した~と泣いてた、フィギュアスケート・世界ジュニア選手権2013男子フリージャッジスコア)、日野龍樹と宇野昌磨の演技は動画で見ることができた。さらにフジテレビ「愛するアイス」でも放送され やっぱりテレビだと映像がきれいだわ(笑)
 結果は、アメリカが"sweep"(表彰台独占)。フリー2位のジョシュア・ファリスが逃げ切った。4回転は1回跳んで転倒したが、トリプルアクセル2本をしっかり決められるし、ステップや表現が端正で美しい。フリー1位で総合2位にジェイソン・ブラウン。苦労していたトリプルアクセルをついに2本下り、スピンステップ全てレベル4、演技構成点は全項目7点台。完璧な「愛の夢」 ショータロー・オオモリがのびのびと跳びまくり、堂々の3位。ちなみに名前は漢字で「大森勝太朗」と書くのだそうだ。
 少しでも順位を上げたかった日本勢、日野龍樹はフリー10位で総合10位。トリプルアクセルで転倒、ほかにも両足着氷などがあり、ベストの演技にはならず。技術点は66.58と全体の6番目なんだけど、演技構成点が53.56と抑えられてしまったのが痛い
 海外のフォーラムで「下ばかり見ている」「腕の使い方がわかってない」と評されてたが^^; 確かに視線がジャッジや観客と合いそうな感じがない。腕は柔らかくゆったり動かす部分と、シャープに強く動かす部分のめりはりがあるといいのかも。本人がもっと楽しんでる雰囲気を出して、高評価につなげたい。
 前から日野選手のジャンプ着氷が気になってたんだけど、動画を見返してなんとなくわかった。着氷したエッジが描く弧が小さめで、フリーレッグがあまり高く上がらない。着氷後、足をしっかり上げてすーっと長い距離を自然に滑ると、「きれいに流れた」と強く印象づけられるが、弧が小さいと滑る距離が出にくいから、あまり流れてない印象になっていたのだ。加点がもらえる着氷は次の課題かな
 宇野昌磨は125.42とシーズンベストを更新してフリー6位、総合7位。

 ルッツにエッジエラーがついたほかは減点もなく、持ち前の表現力全開で魅了してくれた。演技構成点63.30はジェイソン・ブラウン、ジョシュア・ファリスに次いで全体の3番目 細かいことをいえば、スピンのときの指先を少し工夫してほしかったりするが^^; 来季トリプルアクセルが加わったら大きく飛躍できそう。
 英語解説では「余分な力が入ってないジャンプ」「高さはないが回転が速い」「腕の動き、流れがいい」「トリプルアクセルはないが、休むところなくつなぎも多いプログラム」「演技構成点のどの項目も良かった」と褒められていた。
 7位と10位なので、日本の枠は2で変わらず。3枠取れれば理想的だったけど、2枠守れたからよしとしよう
 昨年のチャンピオン、閻涵(Han YAN、ハン・イエン)が出場しなかった中国が、金博洋(Boyang JIN)4位と張鶴(He ZHANG)9位で3枠獲得。金博洋は完璧でなくても4回転を持ってるのが強い。
 マイケル・クリスチャン・マルティネス(フィリピン)がフリーでもトリプルアクセル2本を決めて頑張り、7位。フィリピン男子が2枠獲得って、フィギュアスケートの選手権史上初めてじゃないだろうか。世界選手権にはクリストファー・カルーザがエントリーしているが、マルティネスとどっちが出た方が強いかな?
 ロシア勢で一番よかったのはミハイル・コリヤダの6位(フリー5位)。アレクサンデル・サマリンが8位で、3枠には届かなかった。マクシム・コフトゥンを出せば3枠は余裕だったけど、彼には世界選手権に集中してもらわないと、ソチ五輪枠がかかってるし
 宇野昌磨と“同期”にあたるナム・グエン(カナダ)は、アクセルが1回転になってしまったようだ。SPではトリプルアクセルに挑んでダウングレードだった。同じコーチ(ブライアン・オーサー)になった羽生結弦が、15歳の頃からトリプルアクセルを決めてたのを見ていただろうから、自分も!と思ってるかな。フリー9位で総合12位、カナダ勢はミッチェル・ゴードンが16位でぎりぎり2枠となった。

 7位だけど、エキシビションに出演した宇野昌磨くん、フランス語解説で内容はわからないけど、「ミニ・タカハシ」という単語が聞こえる。憧れの高橋大輔選手と比べられてるのかな

コメント
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