ISISによって後藤健二さんが殺害された。そのショッキングな映像がネットで流れた。早速、それに飛び付いたのがテレビである。ISISの宣伝をして、その犯行声明の全文を朗読した局まであった。一体どちらの立場に立っているのだろう。そして、相も変わらぬ日本政府批判である。ボタンの掛け違えとか、不手際とか重箱の隅をつつくのに必死である。今問題にすべきは、そうしたテロリストに情報を流したマスコミ関係者がいなかったどうかだ。直接メールでやり取りしていた記者のなかには、不心得者がいたとしても、不思議ではない。公安や警備はその点にも目を光らせるべきだろう。日本にはきちんとしはスパイ防止法がない。スパイはやりたい放題なのである。残忍この上もないテロリストをまともな集団であるかのように報道し、日本政府を槍玉に挙げる。まさしくテロリストの思う壺である。さらに、お花畑では日本国民の安全は守れない。テロに立ち向かう勇気もなければ、日本はもっと深刻な目に遭うだろう。しかし、マスコミとは違ってネット言論は立派であった。首相官邸前で騒ぎ立てるのではなく、冷静に対応したからだ。不幸な結果になったのは、最初から殺害を予告していたテロリストのせいであり、暴力や脅迫に屈っしてしまえば、かえって日本がターゲットになるだけなのである。
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