草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

岡田民主党は宏池会のスタンスで安倍内閣と対決すべきだ!

2015年02月24日 | 思想家

国会はいつもの通りで政府の揚げ足取りばかり。様々な問題が山積しているのに、そのことはまったく国民には伝わってこない。攻める方は安倍晋三首相憎しばかりで、それをマスコミが応援しているからまた手が悪い。岡田克也代表はかつての自民党の宏池会を目指すと言っていたはずだ。堂々と政策論争で安倍内閣を追い詰めるべきだろう。小沢一郎の『日本改造計画』は衝撃的な書であった。いつの間にやら安倍内閣がそれを実現しているのだから、政治とは摩訶不思議なものである。北岡伸一に言わせると、それを要約すれば「従来の枠を超えて国際的な安全保障のうえで積極的な役割を果たすこと、社会党とのなれあいをやめ、政策に従って近いところと連携する分かりやすい政治、小選挙区を中心とする多数決を基礎とする政治」(『自民党 政権党の38年』)ということだそうだ。岡田民主党は旧社会党を内部に抱えており、こと安全保障に関してはついついためいがある。そこで宏池会なのだろう。北岡は昭和53年12月8日、大平正芳が内閣成立にあたって出した談話を高く評価する。「私は、政治ができることとできないこと、政治がなすべきこととなすべからざることを率直に国民に訴え、国民の自由な創意工夫と活力を最大限に尊重しながら、21世紀へのこの重大な転換期に立ち向かっていく決意であります」と述べたからだ。「政治は60点でよい」が持論であった大平は、安倍首相の戦後レジームの脱却という言葉を聞いたらば、きっと飛び上がるに違いない。その観点から岡田民主党が論陣を張るべきではないか。国民は今それを期待しているのであり、改憲派もそれを望んでいるのだから。

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