後藤健二さんを英雄にしようとする人たちがいる。それはテレビや新聞などのマスコミだが、後藤さんと個人的に付き合いがあったからだろう。後藤さんのような人がいなければ、真実は報道されないと言うにいたっては、あいた口がふさがらない。だったらば自分が行けばいいのである。それもしないで何を主張したいのだろう。早速、愚かな大学生が現れて、シリアへの渡航寸前であったことが明らかになった。NHKが報道したもので、能天気な意見に触発されたのだろう。その大学生はイスラム過激派のISISとメールでやり取りし、ノコノコ出かけて行く算段をしていたのだから、手がつけられない。ISISの関係者から取材をしようとの目論見もあったようだ。しかし、許せないのは間違った情報をたれ流し、日本政府がちょっかいを出さなければ、日本人は何もされなかった、と曲解しているマスコミである。後藤さんとてあの世で後悔をしているに違いない。テロとの戦いは、勝つか負けるかである。まさしく戦争なのである。やったらやり返すしかないのである。憲法の制約がある日本としては、触らぬ神に祟りなしだ。危険な地域に足を踏み入れれば、命がいくつあっても足りない。巻き込まれれば、日本政府が乗り出すことになり、大変な迷惑をかける。現実を直視せず、間違った情報を鵜呑みにすれば、とんでもない結果になる。ためらいもなくISISにメールしたのは、能天気なマスコミの言葉を信じたからだろう。彼らがどんなことを口にしたかは、後日、徹底的に検証されるべきだろう。無責任にもほどがある。
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