民進党の代表選で蓮舫が優勢だという。共同通信社の調べだが、有名なだけで代表なるような党であっては、泥船は沈むだけである。二重国籍の疑惑も出ているのに、まともに説明できない蓮舫が勝つようでは、国民の多くからそっぽを向かれるだろう。産経新聞以外のマスコミは、まったくそのことを報道しない。どこに国のマスコミか疑われて当然である▼林房雄は日本派の政治家を待望していた。反日国家に媚びるような政治家は糾弾されるべきであり、もしかりに二重国籍であったとすれば、国会議員を辞めるべきだろう。蓮舫の立候補の演説を聞くと、耳にやさしい言葉の羅列で、具体策がまったく語られていない。共産党との選挙協力についても、岡田克也の支援を受けることもあり、軌道修正をするとは考えられない▼今のままでは日本国籍を取得するのは難しいことではない。政治家に立候補するにあたっては、一定の条件を課すべきではないだろうか。誰でも日本人になることができ、国会議員のバッチもつけられる。そんなことで本当によいのだろうか。大石義雄は「民主政治が行われ得るのは、共同意識の発達している国家においてである」(『増補法学概論』)と書いている▼共同意識の解体を目論むのが民進党や共産党などの野党である。二重国籍の疑惑が持ち上がっている蓮舫が民進党のトップに立つようであれば、日本の民主主義が重大な危機にさらされるのはいうまでもない。
←応援のクリックをお願いいたします。