北朝鮮が今日もまた日本海に向け弾道ミサイル3発を発射した。ノドンと見られているが、いずれも1000キロ飛行して北海道の奥尻島沖の200キロから250キロに着弾した。日本の排他的経済水域内であり、明らかに軍事的な挑発である。いつ日本が攻撃されても不思議ではないのである。今の北朝鮮は異常な独裁国家であり、日本人が危機感を抱くのは当然である。憲法9条で平和が守れると思っている人たちの話を聞いてみたいものだ▼日本が弾道ミサイルに備えての防衛網を強化し、イージス艦による3段式迎撃ミサイルのSM-3の発射試験を開始し、ペトリオットPAC3の部隊配備が始まったのは平成19年からである。日本海に展開するイージス艦のSM-3大気圏外で迎撃し、大気圏内に突入した場合にはPAC3で対処することになっている。いずれも炸薬は搭載されておらず、弾道ミサイルを直撃して破壊する▼最悪の事態に備えて、政府はどこまでの迎撃能力があるのか、北朝鮮による核攻撃の可能性がどこまであるのか、国民に対して情報を公開すべきだろう。いくら迎撃ミサイルで撃墜するのが理想であっても、それがパーフェクトでないのであれば、シェルターの整備も必要になってくる。日本さえ戦争をしないならば、どこの国も攻めてこないという幻想は、もはや通用しない。北朝鮮の弾道ミサイルは日本の庭先にまで飛んできており、その厳しい現実を日本人は直視すべきなのである。
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