草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

台湾独立の叫びは日本人に国家の大切さを教えてくれる!

2016年09月22日 | 国際問題

国家は安易に否定されるべきではない。今の台湾の動きを見てみればいい。今年1月に蔡英文総統が誕生したことで、台湾は独立の道を加速させている。自由と民主主義の価値を重んじる点では、日本と共通している。日本が大東亜戦争に敗れた後は、台湾は中共から逃げ出してきた蒋介石の国民党に支配され、元々の台湾人は幾多の苦難を強いられてきた▼昭和50年代になって第三次国共合作が行われ、国民党は中国共産党の軍門に下った。それだけに台湾の人たちは心から独立を求めている。昭和46年に中共が国連に加盟することが承認され、その時点で一つの中国が決定的になった。それ以降は国民党政権が力を失い、独立を目指す人たちが力を持つにいたったのである▼保守派の論客であった葦津珍彦は戦後早い時期から、今の事態を予言していた。昭和36年1月にアメリカのケネディ大統領が「人類の自由のため」と就任演説で語ったのを受けて、葦津は大西洋憲章を引用しながら「いかなる地域の人民も、その自由意思によって統治の様式を決定する権利を有すること、人民の意思に一致せざる領土の変更を認めないことの原則が表明されている」(「ニュー・フロンティアの外交」)と書いた▼一日本人として台湾人の独立を訴えたのである。自分たちの国家がなければ、困るのは自分たちなのである。日本人がコスモポリタンになって喜ぶのは誰だろう。台湾の人たちの苦悩を我が苦悩と日本人はすべきなのである。

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グローバリズムに毒された安倍首相の発言は看過できない!

2016年09月22日 | 政局

安倍首相の発言はリップサービスだとしても、あまりにも酷すぎる。日本が国家として身構えなくてはならないときに、こともあろうに昨日の夜、ニュヨークで金融関係者を前にした講演で、世界最速のスピードで、永住権を獲得できる国を目指すことを約束した。海外からの投資を引き込むために、ここぞとばかり日本をPRしたつもりなのだろう。日本が自由貿易の恩恵を受けていることは否定できない。海外との交流を否定するつもりはないが、あくまでも段階を踏まなくてはならない▼日本が先頭を走る意味はまったくないのである。ヨーロッパの現状を安倍首相はどう考えているのだろう。ドイツのメンケル首相の失敗は他人事ではないのである。かつて我が国は大アジア主義を掲げた。国民はこぞってアジアの解放の先兵たらんとした。かえってそれが今では仇になっている。朝鮮半島や中共の反日感情がそれを物語っている▼我が国に外国人を入れれば、いくら日本国籍になっても、様々な摩擦が生じる。その一つは新たな差別の発生である。日本人のしたくない仕事に彼らが従事することは明らかだ。それで本当にいいのだろうか。それ以外に中共の移民が大挙して押し寄せてくるような事態になれば、日本人は少数民族に転落し、チベットやウイグルと同じ運命をたどるだろう。経済優先で日本人のつつましい暮らしが破壊されるようなことがあってはならない。物質的豊かさよりもっと大事な国柄が日本にはあり、それを保存し新しい時代に生かしていくのが保守なのである。

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俗受けを狙った戦後の言論空間を打破するのはネット世代だ!

2016年09月22日 | 政局

今の若者がなぜ自民党を支持するのか。答えは簡単である。戦後の言論空間を支配してきた空気と無縁であり、ネットによってバイアスのかかっていない情報に接することができるからだ。そうした若者を抜きには、今後の日本の政治を語ることはできない▼ネットを中心にして情報を集めているのは、現在は一千万程度ではないかと思われる。65歳以上が日本の人口の約3分の一近くを占めるなかでは、年代的な隔たりは大きい。若者の多くはネット世代である。テレビや新聞よりも、ネットを見ることで、今何が起きているかを確認し、ブログやツイッターなどを読んでいる。右から左までの雑多な意見のなかから、正論を見つけ出しているのである▼オピニオンリーダーを自称し、上から目線で押し付けるマスコミには違和感を抱いている。朝日新聞が「天声人語」でいくらシールズを持ち上げても、ネットは共産党の別当隊であることをすぐに見抜いた。宣伝カーが共産党系の全労連所有であることを暴露したからだ。蓮舫の二重国籍の嘘も、アゴラへ多くのネット民が協力した▼ネットに触れる機会が少ない高齢者は、徐々に時代に取り残されるだろう。民進党の代表になった蓮舫は、65歳以上の政党を目指しているようだ。マスコミに騙されやすい層しか、民進党を支持しないことを知っているから、ついつい本音を吐いたのだろう。これからはネットを駆使する若者が政治を動かすのである。

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