蓮舫を擁護していたテレビ朝日やTBSなども、昨日あたりから口をそろえて二重国籍の問題点を指摘している。台湾籍が残っていたことを蓮舫が認めたからだろうか。そうではない。風向きは変わったからであり、孤立したくはないのである。だったら最初からそう言えばいいのである。排外主義とか民族的偏見とかのレッテルを貼って蓮舫をかばったくせに、分が悪くなれば態度を一変させるのである▼今もつとも注目を集めているのは、蓮舫の裏切りを台湾が怒っていることだ。生まれてから今まで台湾籍であったのに、自分を正当化するために、台湾は中共の一部であるかのような発言をしたからである。中共国籍であれば、日本国籍を選択した時点で、中共国籍を放棄することになるとのガサネタを信用したのだろう。日本政府の関係者の話として朝日新聞や共同通信社は伝えたからだ▼法律的には公職選挙法違反の経歴詐称にあたるとみられるが、もっと重大なことは、民主党政権時代の大臣として、日本の国家機密を外国に流したかどうかである。日本の公安はその筋の情報を持っているはずだ。そこまで書くマスコミがあれば立派であるが、時流に便乗するだけのマスコミには、そこまでの気概があるわけがない。今回のことでまたもや、テレビや新聞の権威は失墜した。風向きや空気に支配されるのを見抜かれてしまったからだ。ジャーナリスト精神の欠如こそが問題なのである。
←応援のクリックをお願いいたします。