トランプが5日から7日まで訪日するが、そこで安倍総理とどのような話し合いをするかに世界の関心が集まっている。トランプは天皇陛下との会見と共に、北朝鮮の拉致被害者家族との面会も予定されているが、核とミサイル開発を進める北朝鮮への対応をどうするかをめぐって、日米首脳が意見を交換することが主要な議題である▼我が国としては、北朝鮮の核保有を認めることは断じてできない。いかに北朝鮮が「米国の手先となり、軽率に振る舞うえば、日本の領土は丸ごと海に葬られる」と脅かそうとも、米国との同盟関係の強化は、日本国民の生命と財産を守るための、唯一の選択肢なのである。野党のなかには個別的自衛権の範囲内で、日本を守ることができるかのような主張があるが、とんでもない暴論である。日本を守り抜くためには、楯と矛が必要であり、憲法上の制約がある我が国は、いかに攻撃をされても、敵地を攻撃する能力がない。東アジアに展開する第七艦隊の空母群が、日常的に北朝鮮ににらみを利かすことで、かろうじて平和が保たれているのである▼安倍総理の積極的平和外交に成果によって、北朝鮮が世界から孤立しつつある。圧力を強めることで、核を放棄させなければならない。無謀な挑発を仕掛けてくる場合には、日米で共同して対処しなくてはならない。未曽有の危機を乗り切るにあたっては、長年培ってきた日米の絆をさらに深化させなくてはならないのである。
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