「ネトウヨ」というのは、ネット右翼をもじっただけ。そんな党派や勢力は実在しないし、ネット民を馬鹿にした連中がレッテルを貼っただけである▼昭和の始めであれば、革新右翼と土着右翼という色分けになるだろう。陸軍でいえば統制派が前者であり、後者が皇道派ということになるだろう。土着右翼が暴走したというのは大きな間違いで、マルクス主義の影響下にあった革新右翼が、官僚組織の中枢を握って、対米戦争を声高に叫んだのである。あの北一輝ですら親米派であった事実を忘れてはならない▼戦後は親米右翼と反米右翼ということになるだろうが、アジアをどう見るかで立場が異なる。大アジア主義の観点からの反米もありうるからだ。しかし、その流れは頭打ちである。アメリカとの関係を重視するというのは、赤尾敏ではないが、賢明な日本国民であれば誰もが考えることである。「ネトウヨ」と嘲るのが異常なのである▼最近のネット言論は、マスコミよりもはるかにまともである。バランス感覚がとれていて説得力がある。暗記型の秀才ではない、新たな若者が次々と誕生しているのだ。反日国家からの書き込みが増えている気がするが、それ以上に政治的な発言をする若者が増加しているのではないだろうか。いかに「ネトウヨ」と誹謗されようとも、自分の思いを語るべきだろう。レッテル貼りに屈してはならないのである。
←応援のクリックをお願いいたします。
白虎隊探究 世紀を超える精神風土 会津教学と藤樹学への招待 | |
ラピュータ |