今日の日米首脳会談で、トランプの発した一言が北朝鮮を動かす可能性がある。「金正恩が拉致被害者を返せば、それは、何か特別な始まりになるだろう。今回、あまりにも長い間、苦しんだ人と話した。今後、何が起きるか注視していこう」と述べたからだ▼トランプの意図は明確である。圧力を緩めてもらいたいと思うのであれば、まずは拉致問題で譲歩しろというのだ。米国が北朝鮮の直接交渉に乗り出すにあたって、ハードルを下げたのではないだろうか。安倍総理の思いを実現することで、日本に恩を売るとともに、北朝鮮を話し相手として認めようというのだから、北朝鮮がすぐに反応すべきだろう。核を放棄しても、金王朝が継続すれば、自分たちが無事であれば、金正恩とて、満足するはずである。この機会を逃すべきではないだろう。このままでは北朝鮮の未来は絶望的である。米国が攻撃しなくても、中共軍が侵攻することもありうる▼日本人を拉致したことと、金正恩は直接的には関係がない。一部の者の犯行として断罪すればすむのである。トランプも安倍総理も、歴史に残る偉大な政治家である。米国の先制攻撃のカウントダウンが始まっている。それを阻止するには、時間稼ぎをするには、北朝鮮の選択肢を限られている。拉致被害者を日本に返してくれるならば、日本も金王朝に対して、融和策に転じるきっかけになる。ここで金正恩は決断すべきなのである。そうすれば、核を無理して持つ必要もなくなるわけだから。
←応援のクリックをお願いいたします。
白虎隊探究 世紀を超える精神風土 会津教学と藤樹学への招待 | |
ラピュータ |