日本人が世界に誇れるものがあるとすれば、それは国民が一致結束することではないか。それが日本の国柄であり、それが壊れない限り、日本は安泰なのである。危機的な状況下では、イデオロギーを超えて結束しなければならないのである。尖閣諸島に中共船がやってきて、領海侵犯をしていることに対して、多くの日本人は怒り心頭に発しているのではないか。武力によって領土を拡張する覇権主義は、断じて許されるものではないからだ▼外国の勢力は、日本人の分断を策して様々な工作を試みてきている。それに私たちは翻弄されてはならないのである。日本を守り抜くために、それに加担する者たちを徹底的に糾弾しなくてはならない。国家として身構えるということは、武力だけを意味するのではないのだ▼新型コロナウイルスに対しても、遠つ祖から受け継いできた公共の精神によって対処すれば、危機的な状況を乗り切ることはできるのである。「和を以て貴しと為す」という聖徳太子の17条の憲法の精神こそ大事にされなくてはならないのである。日本人同士が争っているときではないのだ。幾多の苦難を乗り越えてきた日本民族は、団結心があったからこそ、外敵や過酷な自然災害から身を守ることができたのだ。今こそそのことの意味を私たちは噛みしめるべきなのである。