草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

三島由紀夫が恐れたのは共産主義が行政権と連結することだ!

2020年07月19日 | 思想家

三島由紀夫は今日の日本を予言していたのではないか。共産主義を敵としたのは、三島に言わせれば、言論の自由が奪われるからであり、日本の国柄が否定されるからであった。今中共が国内で行っていることは、自由な言論の弾圧である。そして、近隣諸国を自らの属国にしようとしているのだ▼三島は『文化防衛論』に収録された「反革命宣言」の冒頭において「われわれはあらゆる革命に反対するものではない。暴力的手段たると非暴力的手段たるを問わず、共産主義を行政権と連結せしめようとするあらゆる企図、あらゆる行動に反対するものである」と書いた▼政治権力を共産主義者が手にすることを恐れたのである。それが直接民主主義的な体裁を取ろうとも、または人民戦線方式であろうとも、断固阻止するということを主張したのである。日本の特定野党は、選挙のために共産党とも共闘しており、彼らに政権を渡してはならない。そうなっては遅いのである。さらに、政権与党のなかにも、中国共産党に媚びる者たちがかなりいる▼それの勢力と対決しようと思えば、私たちは少数派であることを甘受しなくてはならない。特攻隊員のように「あとにつづく者あるを信ず」との覚悟が求められるのだ。三島が自決して50年目を迎える今年こそ、憂国の士三島由紀夫の思いを我が思いとしなくてはならないのである。

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