草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

主義主張なきモノトーンの候補者勢揃いの民主党代表選

2011年08月22日 | 政局

 日本がここまでメチャクチャになったのも、もとはと言えば政治改革の大合唱に原因があったのだろう。あれで小選挙区制となり、風次第でどちらに転ぶかどうか、決まってしまうことになった。賢明な国民の選択は夢物語で、テレビ政治が風をもたらしたのだった。しかも、あてにならない国民の声のおかげで、結局は国のトップを民主党から選びしかない羽目になったのである。東京都知事に青島幸男、大阪府知事に横山ノックを当選させた日本国民である。名前と顔を知っているからというので、親近感を抱いて書いてしまうというミーハーが、この国を動かしてきたのだ。ただし、今回の民主党代表選は、立候補予定者がパッとしないので、国民はシラケ気味だ。さらに、各立候補予定者の主張がまったくわからない。石原慎太郎が一時期政治家から足を洗った時期があったが、その理由に挙げたのは「政治のなかに個人の個がありえない、みんなモノクロームというかモノトーンなんです」(堺屋太一との対談「決断しない国家は滅ぶ」)ということであった。一国の総理大臣を目指すわりには、誰もビジョンを掲げていない。サヨクの支持を受けて、民主党の事務局は旧社会党が支配しているとまでいわれているのに、政策はどこ吹く風なのである。沖縄での海兵隊基地の移転が象徴していたように、あくまでもポーズであったのだ。実現の目途はどうでもよいのである。それにしても、いくら頑張っても三代目で終わりだろうから、せいぜい悪あがきをすればいいのである。

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日本の危機を救うのは若者のナショナリズムだ!

2011年08月21日 | 祖国日本を救う運動

 テレビや新聞が黙殺すればするほど、自分たちを追い詰めることになるのに、それを知ってか知らずか、マスコミは徹底して無視したいようだ。しかし、フジテレビを批判したデモの参加者は2万人近くに達するとか。デモ参加者のほとんどは若い人で、団塊の世代と違って、サヨクへの未練などまったくない世代である。そうした若者の怒りが爆発したにもかかわらず、報道しないというのは、マスコミとしての既得権益を守りたいからだろう。ナショナリズムといえば橋川文三だが、右翼の心情を理解したふりをして、大東塾の影山正治を褒めたかと思うと、片一方で三島由紀夫をけなした芸当は、そもそも無理があったのではないか。三島に二重スパイとまで罵られた橋川は、晩年はアルコール中毒であったとか。そして、昼間から酒臭かったという。戦争中のわが身を断罪するに急なあまり、橋川は日本人としての非合理なパトスまで手放してしまったのだ。いくら擬似宗教国家とあげつらってみても、かつての日本という国家は、若者に死ぬべき意味を与えてくれた。それを嘲ることが戦後民主主義の風潮であったが、サヨクは死にがいを示せず、ごっこの世界に終始した。歴史の揺り戻しのなかで、またまたナショナリズムに火が付きつつある。危機になればなるほど、若者はナショナリズムに目覚めるのであり、外敵に対して身構えるのである。

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夏彦流に言うなら原発事故で町がいくつも消えつつある福島県

2011年08月21日 | 思想家

 福島県の子供たちが次々と県外に逃げ出している。いくら民主党政権が大丈夫だと言っても、福島県民の多くはそれを信用してはおらず、自主的な避難が相次いでいるのだ。そのせいもあって、福島市や郡山市では、めっきり子供の姿を見かけなくなった。当然のごとく、子供ばかりか、母親も一緒に離れることになる。今後もその傾向に歯止めがかからないのでは、と県教育委員会も頭を悩めているが、すでに県外に避難した子供の数は、福島県の小中学生のうちの約一割に達するという。そういえば、山本夏彦は「子供がいて年寄りがいて、若い男がいて若い女がいて、生れ出るものがいて死ぬものがいて、はじめて家であり町である」(『編集兼発行人』)と喝破していた。山本夏彦流に言うならば、福島県では今、町がいくつも消えつつあるのだ。寂莫たる光景ではなかろうか。だからといって、無理して引き戻せというわけにはいかない。もはやその現実を受け入れる以外にないのであり、いくら抵抗しても無駄なのである。そのエッセイで山本は、子供に面倒を見てもらうことができず、老人ホームに入るしか手がない親たちを皮肉ったのだが、原発事故によって浜通りや中通りが丸ごと老人ホーム化することになったのだから、何をか言わんやである。

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小沢と鳩山の復権に手を貸す民主党代表選候補者を嗤う

2011年08月20日 | 政局

 民主党はもう救いようがない。代表選の立候補予定者が、政界を引退すべき小沢一郎や鳩山由紀夫の二人に、ペコペコ頭を下げに行くのは、あまりにも不謹慎ではなかろうか。そんなことをしてまで、代表の座を射止めたいのだろうか。恥ずかしいにもほどがある。小沢も鳩山も、もともとは自民党にいた政治家である。とくに小沢は幹事長も経験している。竹下登の後継をめぐる闘争に敗れて、離党したのではなかったか。クリーンを旗印にするのだけは、もう止めてもらいたい。なかには小沢の支持を得たいがために、臆面もなく党員資格停止処分の見直しを主張する馬淵澄夫前国土交通相、小沢鋭仁元環境相のような人間も出ている。そこまでどうして媚を売る必要があるのだろう。さらに、野田佳彦財務相と鹿野道彦農相は鳩山詣でをして、支援を要請したのだという。いくら衆議院で多数を占めているとはいえ、世論調査では自民党の後塵を排しているのに、危機感はまったく感じていないのだろう。8月25日号の週刊文春ではないが、頭文字を並べてみると「また馬鹿のかお」になるのだから、国民は期待するわけがない。能力もないのに、次々と手を挙げてトップの座を目指すというのは、私利私欲がはびこる民主党らしい。

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危機に瀕している今こそ日本国の再建を目指すべきだ!

2011年08月20日 | 思想家

 日本の国家解体は今始まったことではない。昭和20年8月15日の敗戦を境にして、この国は根本から否定されたのである。戦後66年経っても、日本は独立国家にはほど遠い。江藤淳が指摘したように、歌を忘れたカナリヤと同じように、自らの物語を語ることをやめたのである。占領軍であった米国の言論統制に服し、歪められた言語空間を受け入れたのだった。江藤が「いかなる民族も、滅亡し解体してしまった場合をのぞいて、他の民族の物語を自らの物語に替えようとはしなかった」(『落ち葉の掃き寄せー敗戦・占領・検閲と文学』)と嘆こうとも、悲しいかなそれが現実であった。大東亜戦争が太平洋戦争に置き換えられ、アジア解放の戦いが、侵略戦争と断罪された。日本が国家たりえなかったことの付けが、今回の原発事故ではなかったか。福島第一原発が米国のお古であったことで、地震や津波対策が施されていなかったために、より事態が深刻化した。日本が危機に瀕している今だからこそ、米国の巧妙な検閲によってつくりあげられた言語空間を打破すべきだろう。失われた日本人自身の物語を回復するためにも、靖国神社に参拝して、英霊の前に額ずくべきなのである。それによってのみ、日本人は日本人たりうるわけだから。

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法螺吹き政治家ばかりが名乗り上げる民主党代表選を嗤う

2011年08月19日 | 政局

 だから言ったではないか。民主党に政権を渡すなと。福島県を始め東日本が大変なことになっているのに、与党民主党の国会議員の大半は代表選にうつつを抜かしているが、最低でも、菅内閣の閣僚や、党の要職に就いていた政治家は除外すべきだ。福島第一原発事故が起こってからの対応がメチャクチャであった。窃盗団が暗躍しているのはデマだと言い張って、テレビCMまで流させたのは誰か。さらに、放射能物質による汚染を隠蔽し、安全安心を連発したのは誰か。そんな無責任な連中に、どうして総理の座が務まるだろう。マックスウエーバーは『職業としての政治』(脇圭平訳)のなかで、「愚かで卑俗なのは世間であって私ではない。こうなった責任は私にではなく他人である」と逃げ回る政治家を、法螺吹きと断罪した。「私としてはこうするほかない。私はここに踏み止まる」(ルターの言葉)という結果責任を重視したからだ。今の民主党の有力政治家は法螺吹きばかりである。そこから選ばれた指導者を、どうして国民が支持できよう。図々しいにもほどがある。選挙互助団体としてスタートした民主党は、党の綱領もまとめられない寄せ集め集団だ。二代にわたって総理大臣を出したが、二人とも言葉の重みがゼロであった。三代目の総理大臣が誕生しても、二人と同じなのは目に見えている。くわばら、くわばら。

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原発事故で民主党政権を大目に見るマスコミの大罪

2011年08月19日 | マスコミ評

 どんなことをしてもマスコミに大目に見てもらえる民主党政権。最近の原発関連の記事を拾ってみても、自民党政権であれば、それこそ徹底して批判されるニュースばかりだ。「セシウム汚染の疑いのある牛肉が福島市内の学校給食で出される」「青森から広島までの広域の放射線量地図作成へ」「スピーディが公表されなかったのは、文部科学省も経済産業省もそれを活用する発想がなかったためと政府の事故調査・検証委員会が指摘」。どれ一つとっても人災そのものではないか。大騒ぎになっていたのに、牛肉への対応が遅すぎるし、広域の放射線マップの作成というのも、今さらという感は否めない。事故調査・検証委員会は、政府が政府を調査するという茶番劇であり、民主党政権の自己弁明の場になっている。スピーディの開発には100億円以上が投下されたのに、原子力総合防災訓練のなかにも書かれていたその活用を怠ったのは、まさしく犯罪だ。残念なのは、地元福島県のテレビや新聞も、国や県の広告が増えているせいもあってか、そのお先棒を担いでいることだ。お上に楯突けず、今もって風評被害と位置づけているのだから、県民の感覚とはなはだしくずれている。いうまでもなくマスコミがそこまで居直れるのは、民主党政権と癒着しているからであり、その闇の部分にこそメスを入れなくては。

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菅首相の居直りを懇願するサヨク反原発派を嗤う

2011年08月18日 | 祖国日本を救う運動

 福島県民のことよりも、党利党略を優先させており、サヨクの反原発運動は、結局は民主党を利するだけだ。俳優の山本太郎が菅直人首相に「今辞めないで」と懇願しているそうだが、福島県民を被曝させた張本人を持ち上げるあたりは、サヨク同士の腐れ縁ではなかろか。民主党政権が発足以来やってきたことは、国家解体を推し進めることであった。危機に対処しようとするよりも、混乱を喜んでいるような節すらあった。自民党以上に原発を推進して起きながら、3月11日の福島第一原発の事故が起きると、一転して脱原発の旗を掲げ、過去のことは忘れたかのような物言いだ。しかし、スピーディを国民に公表しなかった責任は、断じて逃れられないのである。山本はどうしてそのことを追及しないのだろう。しかも、福島市や郡山市の人たちが避難できないのは、民主党政権が決断できないからだ。このままでは大変になる、と山本は訴えているわけだから、もっと対決姿勢を鮮明にすべきだろう。それから、役人叩きで喜んでいるみたいだが、彼らを動かしているのは民主党の政治家であり、そこを避けて通るべきではない。国家としての責務は、国民の生命と財産を守ることだ。それができないのであれば、国民が抵抗権を行使する以外にない。サヨクの反原発の運動は、民主党の補完勢力としての面が強い。それを打ち破っていけるのは、いうまでもなく保守派の運動なのである。

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沈静化どころか悪化の一途を辿る福島第一原発の事故

2011年08月18日 | 災害

 いつもながら細野豪志原発担当相の発言というのは、出火もとの火が弱まってきたことだけを取り上げて、家中に火が回っていることを無視した、大本営発表そのものである。NHKですら気が引けるのか、「福島第一原発から放出される放射性物質が減ったとしても、すでに漏れ出した大量の放射性物質をいかに取り除くかなど多くの課題が残されています」とコメントせざるを得ないのである。初期の段階であれば、局地的に一部の地域が汚染されたレベルであったのに、今では東日本全体に拡大してしまったのだから、最悪なのである。火事であれば、一軒全焼ですまずに、気が遠くなるような規模に燃え広がっているのであり、手を下しようがなくなっているのだ。仮に細野の言っていることが本当だとしても、1時間あたり10億ベクレルは出ているのだ。昔だったらば大ニュースである。沈静化したと思うのは、日本人の感覚がマヒしているからだろう。もはや民主党政権は口先での誤魔化しは止めて、深刻な事態であるのを国民に語るべきだ。会津を例にとってみても、もはや風評被害の域は超えている。会津若松市では鶴ヶ城近くの側溝から、高濃度のセシウムが検出されているし、会津盆地のあちこちでホットスポットが見つかっている。沈静化しているどころか、悪化の一途を辿っているのが現実だ。

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会津鶴ヶ城近くの側溝から18万6千ベクレルのセシウム検出

2011年08月17日 | 災害

 福島県西部に位置する会津にまでは、深刻な影響がないと高を括っていたのに、現実は甘くはなかった。いくら福島第一原発から西に約100キロ離れていても、放射性物質による汚染は、おかまいなしなのである。会津若松市追手町の福島地裁会津若松支部の敷地内にある側溝から、1キログラムあたり約18万6千ベクレルのセシウム137が検出された。去る16日に明らかになったもので、それがテレビや新聞で報道されると、会津全体に衝撃が走った。会津観光のメッカ鶴ヶ城のすぐ近くで、そうでなくても観光客が激減しているだけに、影響は計り知れないものがある。福島地裁としては、福島県や会津若松市の指導を受けて除染することにしているが、10万ベクレルを超える場合には、放射線を遮蔽できる施設で保管することになっており、簡単には処理はできない。また、そうした危険な箇所は数多くあるはずで、早急に各市町村が検査体制を強化すべきだろう。もはや風評被害だとか言って、のんびり構えているわけにはいかない。とくに注意しなくてはならないのは、教育施設の敷地や通学路、さらには乳幼児が遊ぶ公園などである。原発事故が発生してからも、今一つ会津では危機感が乏しかった。しかし、今回のことでようやく目が覚めたはずだ。

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