草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

消費税増税以前に何でもありの民主党の内ゲバを嗤う!

2012年06月16日 | 政局

 昨日になってようやく、民主、自民、公明の三党が社会保障と税の一体改革関連法案を修正し、今国会で成立させることに合意した。このことをマスコミは大々的に報道しているが、野田佳彦首相がそれで万万歳かというと、そうでもないのである。民主党内の小沢一郎らのグループを説得しなければ、先には進めないからだ。しかも、その修正というのは、これまでの民主党を丸ごと否定することだ。それを受け入れることになれば、それこそ、解散総選挙をするしかないのである。さらに、その法案を成立させるためには、会期の延長が必要になるし、参議院に論戦の舞台が移れば、これまで以上に民主党政権がダッチロール状態になるのは確実だ。自民党にしても、賛成するにあたっての条件を下げたわけではなく、民主党内が分裂含みであるのを、横目でにらんでの対応なのである。そんななかで、小沢一郎にとって致命傷になりかねない手紙を、6月14日発売の週刊文春が取り上げた。小沢の妻和子夫人が支援者にあてて出したもので、内容があまりにもショッキングであったので、永田町に衝撃が走った。離婚するかどうかはどうでもいい話だが、「放射能が恐くて逃げ出した」というのであれば、政治家として失格だ。逃げるのが悪いのではない。そこまで危険であれば、国民を先にすべきなのである。しかし、その手紙が出てくるタイミングが、あまりにもよすぎる。サヨク同士の内ゲバは何でもありなのであり、今一番注目すべきは、民主党がどんな形で分裂するかだろう。

 
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ブログの良し悪しはよんでわかる文章かどうかだ!

2012年06月15日 | 思想家

 たった今、東京から帰ってきた。一泊2日で仕事の打ち合わせをしてきたが、JRのお茶の水駅近くの古書店から、梅棹忠夫の『知的生産の技術』の本を買った。岩波新書のせいもあって、帰りの電車のなかで読むには、ちょうど手頃であった。そして、思わずにんまりしてしまった。カード式がどうのこうのよりも、誤字・あて字の類について、ユニークな意見を述べていたからだ。学生の文章を批判するときに、すぐに槍玉に挙がるのがそのことである。梅棹は「そんなことなら、ほんとうはたいしたことではないのだ」と言い切っているばかりか、「明治時代の文豪と称せられる人たちだって、原文にあたれば、おそろしい程度に誤字・あて字をかいている」のを問題視する。そして「用字・用語については。むかしよりはむしろ、よほどましになってきた」との見方をする。もちろん、技術としての文章を論じた梅棹が、それを無視していいとは言っていない。それ以上に「ちゃんとすじのとおった、よんでわかる文章がかけるかどうか」なのである。ブログを執筆したがらない物書きがいる。他人の校正を経ないわけだから、誤字を指摘されるのが恐いからだろう。しかし、あくまでも現在進行形なのがブログである。発覚した時点で、訂正すればいいのである。本格的にやるようになって、私も2年以上経過した。失敗の連続であったのに、温かい目で見守ってくれる皆さんのおかげで、途中で放り出さずに継続している。いつも肝に銘じているのは、どうすれば私自身の思想が伝わるかであり、平明さだけを心がけている。


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自殺者増加に歯止めがかからない憂うべき日本の現状!

2012年06月15日 | 世相

 昨日の夜、山手線の品川駅で人身事故が起きた。また尊い命が失われたのである。たまたま私は東京駅のプラットホームにいた。帰宅を急ぐ人たちは、ありふれた出来事のような顔をしていたが、私にはかえってそのことが衝撃的であった。まるで犬でも死んだかのような雰囲気であった。日本における自殺者の数は、警察庁の調べによると、平成9年までは24391人であったのが、平成10年に32883人となってからは、毎年3万人を超えている。実際はその3倍程度と見られており、深刻そのものなのである。自殺の動機ついは、容易にうかがいしれ知れないとしても、経済的な背景があることは確かである。構造改革が推し進められ、日本の中小零細企業が倒産や廃業に追い込まれたのが、その頃でなかったかと思う。それから死屍累々たる状態が続いているのだ。自殺者の数が一向に減らないのは、多くの日本人の生活基盤が失われてしまったからであり、政治は取り返しがつかないことをしでかしたのだ。民主党政権になれば、少しは改めてくれるかと期待したのに、それもあっけなく裏切られた。消費税増税やTPP交渉に前のめりになっている今の民主党政権は、小泉純一郎の亜流でしかない。カミュに言わせると、自殺をするかしないは、哲学上の避けては通れない大問題なのだそうだ。しかし、それ以前に、生活苦で命を絶つ人については、政治の責任が大きいのである。


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山手線の車中にて 5首 

2012年06月14日 | 短歌

メール打つ少女の指はきゃしゃなのに全て自分に引き寄せている/

制服を着ている女子はつつましく清楚に見えし東京なりせば/

車窓より流れる景色東京のありのままにて胸ふさがりし/

他者という言葉覚えし東京の山手線に老いを引きずる/

向こうよりじっと見ている友がいて青春の日の足音聞こゆ/

 
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今の政治家は「君臣死を争う」会津藩の精神に学ぶべきだ!

2012年06月14日 | 思想家

 責任をとる政治家がいなければ、日本丸が漂流するのはあたりまえだ。会津史談会発行の『明治戊辰戦役九十年記念特集号』(第33号)に掲載された三沢千賀良遺稿「暗涙之一滴」は、会津藩が君臣ともに責任を回避しなかったことを教えてくれる。「この時(明治元年)に方(あた)って主君書を上って曰く、抑(そもそも)干戈(かんか)を動かす一人寡人が罪なり。臣下の与(あずか)り知らざる所仰希(ねがわ)くば臣一人を誅して臣下数千人を寛恕せられんことを云々。藩士ここにおいてまた書を上って曰く。此役(えき)や全く臣等の罪なり。主君の与らざる所、罪万死に当たる。希くば臣等を処するに厳刑を以ってし、主君に寛典の命あらんことを云々」だったことを紹介しており、「君臣死を争う所」であったのだ。そこまでの覚悟があればこそ、会津藩は王城の護衛者として、京都に乗り込んだのであり、会津の地において、一矢報いんとしたのである。今の日本の政治家がお粗末なのは、自己保身を優先させているからではないか。腹を切る気概がなければ、政治が先に進むわけなどない。政権交代以降の総理大臣である鳩山由紀夫、菅直人などは、その典型ではないか。自分たちがしでかしたことを、反省する気持など、まったく持ち合わせていない。小沢一郎もまた然りである。自分だけのために政局を弄んでいる。会津藩は権力の争奪戦に敗れたとはいえ、卑怯なふるまいはしなかったのである。

  
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自民党を応援するのは攘夷的保守の西田昌司がいるからだ!

2012年06月13日 | 政局

 自民党もまた私の思いを裏切る可能性がある。そのことも認めつつ、応援団を買って出ているのは、参議院議員の西田昌司がいるからだ。西田は民主党政権を一刀両断にしながらも、もう一方で小泉純一郎の構造改革を、完膚なきまでに批判する。権力を手にしたいだけの薄汚れたサヨクと、日本をアメリカの一州にしようとする売国奴を、自らの敵としたのである。現在の自民党では、斬り込み隊長は西田ただ一人であり、消費税増税やTPP交渉参加で、民主党と手を組みたがる自民党のお歴々とは、政策的にも水と油だ。日本の国益を守るために西田は、独立国家としての主権の確保と、デフレ解消のための経済政策を主張している。中共に媚を売ったり、アメリカのポチとなるのを嫌悪しているからだ。グローバリズムに与する気などは、サラサラないのである。60年ブンドの指導者であった西部邁は、転向したごとくに誤解されているが、根本においては一貫している。アメリカ、中共の、いずれにも服属しないということだ。西田もその攘夷的保守の一人ではなかろうか。今の自民党は、西田らの声に押されて、そちらにシフトしたかのようだ。しかし、党内には中共のロビイストや、アメリカのロビイストがごっそりいる。政権が近づいてくれば、攘夷的保守は目の敵にされるだろう。それだけに私は、西田が追い出されるまでは、自民党を応援し続けるつもりだ。

 
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大阪維新の会よりは自民党の方がまだましだ!

2012年06月13日 | 政局

 金がなくても、志さえあれば、国政に挑戦するチャンスを与える。それが維新を党名にした政党の使命ではないだろうか。そこでも大阪維新の会は、私たちの期待を裏切った。維新政治塾受講者2000人のうち915人を塾生候補に選んだが、朝日新聞によると、事前アンケートで、選挙資金がないと回答した人は、全員が落とされたという。さらに、橋下徹の場合は、政治家としての一貫性がないだけに、石原慎太郎に接近したかと思うと、竹中平蔵にも教えを請うなど、著名人であれば誰でもいいようだ。公募を行えば、人材の発掘がまだまだ可能だし、これでは自民党の方がましだ。前回は落選が相次いだこともあり、来るべき総選挙では、若手を先頭に立てれば、国民の目も変わってくるはずだ。野党に転落したことで初心に帰り、「憲法改正草案」を発表した意義は大きい。前文では「日本の歴史や文化、国や郷土を守る気概」などを明記するとともに、選挙権については「国籍要件」を追加する方針だ。自民党がそれを堅持したまま総選挙に突入し、そこで政権を奪還できれば、日本人が受け継ぐべき国柄は、かろうじて維持されるのである。あくまでも政治は生き物である。時には妥協も必要だろうが、間違っても、野合だけはすべきではない。大阪維新の会を吸収する位のパワーは求められるが、一緒のレベルになってしまっては、元も子もないからだ。

 
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鶴沼川などのセシウム汚染が深刻化している会津地方!

2012年06月12日 | 災害

 去る10日のNHK教育テレビで「ネットワークでつくる放射能汚染地図6川で何がおきているのか」が放送されたために、会津坂下町を流れる鶴沼川が、ホットスポットになっていることが明らかになった。それを知って私は、語るべき言葉を失ってしまった。周囲の山々から雪解け水が注ぎ込めば、大変なことになるとは思っていたが、そこまでは予想できなかった。このままでは、会津地方もまた危険な地域に区分けされるのではないか。川を通じての放射性物質の汚染拡大が深刻なのであれば、まずは徹底した除染を行うべきだ。しかし、国や県とも、まったくそれに目を向けようとしない。騒がれるのが困るのだろう。昨年12月の段階で専門家が土を採取したところ、放射性セシウムが1キログラムあたり8790ベクレル検出された。国が管理する指定廃棄物の基準を超えた数字である。今年4月にも同じ場所で調査すると、1キログラムあたり17000ベクレルにまでなっていた。わずか5カ月で倍以上に跳ね上がったのだ。会津坂下町全体がそうではないとしても、それを放って置くわけにはいかない。鶴沼川は阿賀野川の支流であり、坂下小学校の校歌にも登場する。その風光明媚なイメージが私たちの手から奪い取られようとしているのだ。福島県東部にとどまらず、福島県西部においても、ホットスポットが次々と見つかっており、精神論で乗り切れるほど、単純な問題ではないのである。

 
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尖閣を死守せんとする石原慎太郎は憂国の志士だ!

2012年06月12日 | 安全保障

 中共に対して、あまりにも民主党政権は弱腰過ぎる。触らぬ神にたたりなしで、できるだけ穏便にすませたいと考えているからだろう。これに対して、東京都による尖閣諸島の購入を表明している石原慎太郎東京都知事は昨日、参考人として招致された衆院決算行政監視委員会で、厳しく民主党政権を批判した。中共が実効支配に向けた動きを加速させているのに、何ら手を打とうとしないわけだから、まさしく正論である。しかも、その東京都による購入について反対を表明した丹羽宇一郎駐中共大使についても、玄葉光一郎外相は処分しないことを表明しており、中共様には頭が上がらないのである。石原が述べているように「日本を代表して北京にいる人物じゃない」のは明らかであり、即刻更迭すべきだろう。外交においては、もっとも優先されるべきは、わが国の国益である。自らの領土も保全せずして、どうして独立国家といえよう。国家として身構え、先手を打って、日本こそが実効支配に向けた動きを加速すべきなのである。統治能力がもっとも問われるのは、危機に際してであると同時に、外交問題についてである。そこでの優柔不断は断じて許されないのだ。石原が立ち上がったのは、已むに已まれぬ思いがあったからだろう。それを多くの国民が支援しているのは、憂国の情にほだされたからだろう。まだまだ日本は健在なのである。

 
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会津東山温泉に泊まりて 5首

2012年06月11日 | 短歌

かにかくに湯川のせせらぎ遠くして夢二の愛せし久代トンボよ/

被災せし民の歌いしカラオケに頑張れなどの歌詞あるまじき/

無頼とは見果てぬ夢の惚けたる恥じらいの弁筋は曲げずと/

舞い踊る三味の音すら東山多情多恨に身を焦がせしと/

敗者たる涙のしみは東山お葉にあてし夢二恋文/

 
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