つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

秋山郷(7) わさび採り

2010年05月11日 | 日記
                   山の斜面を利用したわさび田

秋山郷の屋敷の山の斜面に山田重幸さんの家のわさび田がある。
山田重幸さん、白鳥勝彦さんの3人でわさび採りに行った。
その場所まで行くのが大変であった。
山の斜面の道が無い場所を一歩一歩進んでいく。
足を滑らせたら谷底の中津川まで落ちてしまうので命がけであった。

わさび田は上から流れてくる水のところに斜面になっていた。
わさびの根を採りにいくつもりが、その時はわさびの花が咲いていたので茎から採ることにした。
山田重幸さんは慣れているからどんどん摘んでいく。

斜めのところなので、まず足場を確保することが一番で安定したところでわさびの花を少しづつ摘んでいく。
ハンカチを結んで袋を作り、その中にわさびの花を入れていく。
いっぱい摘んだわさびの花を束ねて片手に持ち今来たところを帰っていく。
行きは両手を使用できたが、帰りは片手に摘んだわさびの花を持っているので、反対側の片手で身体を確保しながらゆっくりと進んでいく。
足元と身体のバランスを崩さないように慎重に一歩一歩進んで行く。
片道500m以上あるところの山の行程は無事に帰ってきたところで安堵した。
大変難儀をしたわさび花採りは、とても怖い思いもしたが、帰ってきてから食卓のときの話が盛り上がり楽しい思い出となった。

(5月11日記)
コメント (2)
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