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マクロビオティックインスピレーション・随想古事記・日本語と歴史・バベルの塔・日々雑感

最近の世情あれこれ

2006-03-13 10:53:33 | Weblog
最近はマクロビオティックの世界もサプリメント真っ盛り?の観を呈してきました.それというのも世の健康状態が一段と悪くなって、マクロビオティックを始めようという動機が更に悪化した病気になってきたからかもしれません.病気の人は、なかなか自分のためにお料理をしたりお手当てをしたり出来ません.そういう意欲や根気と言うものが湧いてこないのです.だから看病をする人が必要なわけで、病気を治したいという希望は持っても自力で克服できる人は特別な人です.それでだろうと思いますが、マクロビオティック関係の雑誌を見てもサプリメントの花盛りというわけです.

でもこれはマクロビオティックが漢方やハーブ療法の類と同じレベルになるということです.必要があれば禁止は出来ませんが、判断基準が必要です.このレベルになれば無農薬とか有機農法とかいう基準では間に合いません.その製造方法が問題です.第一にそれが全体か部分か、圧搾か抽出か、醸造か蒸留か‥‥.その時々の必要に合わせてマクロビオティックの基準でお薬として選ぶべきでしょう.マクロビオティックで認められてきたサプリメント(?)は、今までは調味料とお塩とふりかけ類だけでした.その中に私がこれまでにふりかけ部門に加えてもいいかなと思ったサプリメント(?)は、「さんご草」だけです.これは厚岸草(あっけしそう)と呼ばれる海藻の粉末で、食品としては美味しくありませんがほぼふりかけ状の物だからです.詳しくお知りになりたい方は、もう亡くなりましたが細野雅裕先生の東洋の知的健康法という本をご覧下さい.粉末ですが、さんご草という名前が示すとおり、粉にしても耐え得る性質を備えています.第一にもともと水分が少なくて粉末になりやすいのです.

マクロビオティックは何を食べても自由ですが、それは一つ自分の判断力にかかっています.そしてその判断力を養う基盤も食にあることを忘れないように頑張って行きましょう.

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