885年前に造られ貴重な文化財である、醍醐寺西大門に安置されてある仁王像、木造金剛力士立像。
開口の阿形像と口を結んだ吽形像2像が忿怒の形相で睨みをきかせていた。
よく見ると、他寺の仁王像等に比べて、忿怒の形相の中にどことなく穏やかな表情がうかがえる。
大きめの頭部に比べて体部はやや細身のようである。裳裾もその衣褶を流動的に刻みながらもあまり動きを感じさせないように思える。
しばらく睨み合ってみたが、まばたきもせずに凝視する眼光は、長い年月で朽ちているものの鋭かった。
春の移ろいに訪ねた世界文化遺産 醍醐寺。人の多さに圧倒され、内部鑑賞は後日に。



開口の阿形像と口を結んだ吽形像2像が忿怒の形相で睨みをきかせていた。
よく見ると、他寺の仁王像等に比べて、忿怒の形相の中にどことなく穏やかな表情がうかがえる。
大きめの頭部に比べて体部はやや細身のようである。裳裾もその衣褶を流動的に刻みながらもあまり動きを感じさせないように思える。
しばらく睨み合ってみたが、まばたきもせずに凝視する眼光は、長い年月で朽ちているものの鋭かった。
春の移ろいに訪ねた世界文化遺産 醍醐寺。人の多さに圧倒され、内部鑑賞は後日に。



