「人台にかかっている生地を自然にたらし、その動きに逆らわずピンを打つ」。
鳥丸軍雪(とりまるぐんゆき)さんがイブニング・ドレスをつくるときの序章である。
自然の動きをとらえ、直感で生地にピンを打ち、しなやかで流れるようなドレープを創りだしていく。
鳥丸さんのドレスづくりの真骨頂である。
先日、鳥丸さんのトークショーのあと、ドレスの作品の数々を拝見した。
しなやかに流れるように形状は、「ドレープの魔術師」といわれる所以である。
生地が形をなし、命が吹き込まれいまにも動きだしてくるようにも思えてくる。
鳥丸さんが一躍、世界のファッション界に名を轟かしたのは、故 英国のダイアナ元皇太子妃が来日され、
天皇陛下に接見されるときに着用したイブニング・ドレスをつくったデザイナーということで注目を集めた。
そのとき、すでに英国ではサッチャー元首相のドレスをはじめ、スウェーデン王国の王女、王妃のご用達として活躍していた。
日本では、黒柳徹子さんのステージ衣装を手掛けている。
「私は、自然界から学ぶ中で “自然に逆らわない”ことを生き方の大きな指針にしている」という。
とにかく必要でないものをもたない、つまりシンプルを最優先させている。鳥丸さんがよくいう “
修道院の感覚” をドレスに反映、静寂の世界観を創りあげている。その中に、英国が誇る伝統の重みを感じさせる。
※最後の写真2枚は、黒柳徹子さんのドレス
鳥丸軍雪(とりまるぐんゆき)さんがイブニング・ドレスをつくるときの序章である。
自然の動きをとらえ、直感で生地にピンを打ち、しなやかで流れるようなドレープを創りだしていく。
鳥丸さんのドレスづくりの真骨頂である。
先日、鳥丸さんのトークショーのあと、ドレスの作品の数々を拝見した。
しなやかに流れるように形状は、「ドレープの魔術師」といわれる所以である。
生地が形をなし、命が吹き込まれいまにも動きだしてくるようにも思えてくる。
鳥丸さんが一躍、世界のファッション界に名を轟かしたのは、故 英国のダイアナ元皇太子妃が来日され、
天皇陛下に接見されるときに着用したイブニング・ドレスをつくったデザイナーということで注目を集めた。
そのとき、すでに英国ではサッチャー元首相のドレスをはじめ、スウェーデン王国の王女、王妃のご用達として活躍していた。
日本では、黒柳徹子さんのステージ衣装を手掛けている。
「私は、自然界から学ぶ中で “自然に逆らわない”ことを生き方の大きな指針にしている」という。
とにかく必要でないものをもたない、つまりシンプルを最優先させている。鳥丸さんがよくいう “
修道院の感覚” をドレスに反映、静寂の世界観を創りあげている。その中に、英国が誇る伝統の重みを感じさせる。
※最後の写真2枚は、黒柳徹子さんのドレス