健康で長生きしたいなら、心が健康でなければならない。言わずと知れたことである。
建仁寺の書院に掛かっていた「美意延年」のお軸に目が止まった。この熟語は、なんの心配事もなく気分が楽しければ、長生きできるという意味である。
しかしながら、この世で、なんの心配事もなく生きていくのは無理である。心配事が少しでも軽減されれば長生きにつながる、という理屈はわかる。
そのためには、心を鍛えなければと思うが、人によって全て異なる。
ただ、美意延年のようなプラス思考の言葉を眺める、唱える、写すなどの行為で心が満たされることもよくある。非科学的ではあるが良い結果が生まれような気がする。