昨日、仏画曼荼羅アートの講座でこんなこと(写真)を皆さんと一緒にチャレンジした。
見てのとおり、梵字で書かれた「光明真言」というマントラ(真実の言葉)を墨で書く練習である。
先日、教室の皆さんと京都雲龍院にお邪魔したときに、書院に掛けられていたお軸にこの真言が書かれていた。気になっていたこの梵字の意味を調べてみると「光明真言」というマントラ(真言)であった。サンスクリット語の発音で唱える語句で、真言密教では神秘性を保つために梵字を翻訳せずに、そのまま梵音で読誦する。
それぞれの語句が、金剛界五仏(五智如来)を指すと解釈されている。その五仏の如来に対して光明を放つように祈願する真言である。短い真言を繰り返し唱えることで、祈願とともに己心を整え、そして読誦によって身体を整えることもできる。
好奇心によって新たな発見がある。知らないことを学ぶことで次へのステップが生じる。般若心経や仏画を写す際に、また一つ想像力の糧になるエネルギーをもらったような気がする。