大阪梅田から神戸三宮までJRまたは阪急・阪神電車の特急クラスであれば約30分程度で行ける。そして、京都へは大阪梅田から40分ほどである。以前よくJRの旅行キャンペーンで「三都物語」として関西への旅行促進が実施されていた。それぞれ街は特徴が異なり楽しめる要素が多いことからこの三都物語は人気を博していた。その時に、なぜか奈良は入ってなかった。
ここ10年、コロナ前、そしてコロナ後のインバウンドで海外からの観光客が増え、旅行の傾向が変わってきた。そこで取り残されたのが奈良ではなく「神戸」である。
コロナ後、さらに大阪梅田界隈の風景は変わった。ショッピングやエンジョイメント空間をもとめ神戸の人でも地元より梅田へ行く人が増えたのは確かだろう。梅田地域は、開発後の人出は目を見張るほどの多さで賑わいを生む都市になった。
そこで、写真にあるように、現在JR三ノ宮駅の南側一帯が開発中で大きな複合施設が建設されると聞いている。都市開発で発展する街づくりを創造する基盤は、まず主要駅周辺の変化にあるといわれている。西日本でいうなら大阪駅周辺の開発が成功をおさめた。そして、変わるだろうと進んでいるのがJR広島駅、そしてこの神戸三ノ宮駅駅ビル開発だ。
コロナが明け、経済の上昇気流を生み出す大きなエネルギーになるのが都市開発である。きっと神戸も新しい街として、神戸らしい何かを発信する場所に生まれ変わることを心より期待している。
話は突然変わるが、残念なことに我が国は地震大国、今後大きな地震が発生するといわれているなか、事前の防災タウン整備計画というものが見えてこない。30年前に体験した阪神淡路大震災直後の事象と、昨年1月の能登大震災の直後の姿がほとんど変わらない。30年経って何も変わらない。すべてがその場しのぎであるように思えてならない。
※地震についはまたの機会に
JR神戸三ノ宮駅前(南側)再開発事業
文・写真/ 渡邉雄二
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