ライブ インテリジェンス アカデミー(LIA)

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一枝の柳、旅立ちへの餞(鼻向け)

2023-04-03 11:07:55 | 中国歴史文化

4月は「旅立ち」のシーズン。
親元から巣立っていく子供、苦楽をともにした友人との別れ、

恋人との別れ、そして転勤。

この季節は、いろんな別れがあり旅立ちがある。

中国の故事に、旅立ちに際しよく使われるものに「柳」がある。

中国の古典によく出てくる柳といえば、

旅立ちの場面で近親者が別れの餞(はなむ)けに “達者で暮らせよ” と

柳を輪にして手渡す風習があったようだ。


ご存知のように、むかし服などを収納するのに

柳で編んだ行李(こうり)が使われた。

柳には殺菌効果があることから使われていたものである。

健康を気遣うことに加え、

柳(りゅう)と留(りゅう)の音通によって引き留める意を表す。

また、枝を環にするところから、帰省の意を表したとされる。

 

空海が唐から持ち帰った行李(こうり)の中に

そんな話がいっぱい詰まっていたのかも知れない。

 

 

 

 

リポート&写真/ 渡邉雄二

 

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尾道・文化紀行 https://asulight0911.com/hiroshima_onomichi/


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