寺院の堂内には装飾物が多い。天井や壁、窓や戸板、そして格子戸や柱などに細工がされている。時代や、当時の住居者の趣を考慮しての錺(かざり)の装飾品が随所に施されている。いまで言うなら伝統工芸品である。
京都・大覚寺には、東福門院和子(徳川2代目将軍秀忠の娘)が使用していた宸殿があり、その宸殿には数々の装飾物がある。東福門院和子が使用していたからということだろうか、入口の蔀(しとみ/格子戸)の留金部分には蝉の装飾がある。蝉は女性の美しさの喩えでよく使われる。蝉の羽のように透きとおって見えるものとして、また復活を意味する装飾品として飾られたのかもしれない。
そしてもう一つ目に留まったのが「電球傘」。ご覧の通り笑顔に見える細工がされている。とても愛らしい装飾である。
その他の飾り物については次回以降、徐々に紹介していく。
リポート&写真/ 渡邉雄二
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