今年6月に、あだち幸さんの「不動明王」が世界文化遺産の仁和寺に奉納された。
この件は以前に紹介したが、このたび仁和寺参拝を機に、やっと実物を拝見することが叶った。
奉納当日にご招待いただいていたが、残念ながら用事があり参列できなかったので、今回の参拝を心待ちにしていた。
前回の記事で作品を紹介したが、改めて少しふれてみたいと思う。
あだちさんの不動明王は真っ赤に燃える炎を背に何かと対峙し、
この世を救済する力強いエネルギーに満ち溢れているように描かれている。
この迫力は、私が見た不動明王の中でも満悦至極の傑作と思っている。
密教特有の尊格である明王の一尊である不動明王は大日如来の化身とも言われているが、
これは、まさに “あだち幸不動明王” である。
今回、仁和寺に奉納され黒書院に展示されている。
ガラス越しなので、日中では外の景色がガラスに反射し写り込んでしまう。
やむを得ない対策ではあろうが見えにくい、誠に残念であった。それでもスマホに納めた。
少し幻想的な写真になったので紹介させていただく
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