ライブ インテリジェンス アカデミー(LIA)

日本の伝統文化の情報を国内外に配信していくための団体です。 その活動を通じ世界の人々と繋がっていく為の広報サービスです。

高野山の老杉、いまは門戸厄神で延命魂として

2021-08-03 14:57:39 | 文化想造塾「神社仏閣」

関西の阪神間に在住する者にとって厄除け厄払いは「門戸厄神」という定説があるほど有名な寺院がある。

日本三体厄神の一つで、あらゆる災厄を打ち払う厄神明王が祀られている。

正式名称は高野山真言宗で松泰山東光寺(兵庫県西宮市)という。

 

 

その境内に巨大な樹木の根っこが展示されている。「延命塊」といわれるものである。

高野山奥の院、弘法大師御廟近くの参道にあった、高さ60m、樹齢800年の老杉の根っこ。

生命をまっとうした杉根を高野山金剛峯寺よりここ門戸厄神東光寺へお下げされたものである。

 

 

この木は永い間、多くの人々の祈りと神仏の魂がこもった霊木といわれ、

延命や病気平癒にご利益があるとされている。

見ての通り、数々の年輪の流線が永い年月を生きた証として存在する。

そして、いまも神仏の魂がやどり救いの霊木として生き続けている。

 

 

※この記事は2017年6月「心と体のなごみブログ」に掲載したものを加筆し転載

リポート & 写真 / 渡邉雄二 下段の写真 / 東光寺HPより転載


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 様々な顔を見せる、今昔の「... | トップ | 菊は、日の出ずる国家の象徴... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

文化想造塾「神社仏閣」」カテゴリの最新記事