タテ90㎝、ヨコ36㎝(原寸大)の中に276文字の般若心経と仏画1体を描くのはかなりのプレッシャーがあったように思う。
このような大きさの紙に、筆で文字を書く難しさは想像がつく。長年、書道をしている人でも紙に向かうときはかなりの緊張感があるという。
この課題は、見た目はシンプルなのだが技量的ハードルは高いように思う。心の雑念を取っ払えば気持ちのスイッチを切り替わる。しかし、口では簡単にいえるが、なかなかスイッチを切り替えるのは至難の業ではあるが・・・。
それでも、いつも書いている文字をいつも通りに書けばよい。形よく美しい文字よりも、自分の書体で書くことがこの課題のポイント。なんども口が酸っぱくなるほど伝えた。
仏画曼陀羅アート教室では、毎回般若心経は書くが見本を写すことはなく、自分のいつもの書体で般若心経を書くことにしている。手本もとくにない。日頃の書いている文字で書くようにしている。いうなら、自分の書体がお手本である。
この課題を取り組みはじめ、教室では頑張っている姿は残念ながら見ることは少ない。宿題ではないが自宅での取り組みになっている。その方が集中できるし自然な思考で思いきりよく書けるようである。力が抜けてくるような感覚になれば嬉しい。
その結果が、以前もいくつか紹介したが、このような出来映えである。全員とはいかないが、ブログ発表会として紹介する。
自分の書体で作品を作った
大日如来を囲み、観世音菩薩・普賢菩薩・文殊菩薩・弥勒菩薩
般若心経の練習
リポート&写真/ 渡邉雄二 制作/ 仏画曼陀羅アート各教室の皆さん
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