数年前、「なぜ儲かる会社には神棚があるのか」
(あさ出版/著者:窪寺伸浩)という本がちょっと話題になった。
著者の窪寺伸浩氏は、東京・中野で材木屋を経営している社長さん。
それ以外に「神棚マイスター」というユニークな肩書き(?) をもっている。
神棚に関しては知る人ぞ知る有名人。
その窪寺氏が「なぜ儲かる会社には神棚があるのか」という
ちょっとユニークなビジネス分野の本を出版した。
窪寺氏によると、儲かる会社には神棚があり、
逆に倒産した会社の85%は会社に神棚が祀ってなかったというデータがあるそうだ。
考えると、会社の将来を神棚の有る無しで判断するなんて
非現実的で馬鹿げた話だ、と思うが・・
しかし、日本独特の慣習なのかもしれないが、
その会社に神棚が祀ってあるということは、
地域に根ざしているという見方ができるという。
神棚はだいたい天照大神をお祀りしているが、
併せて地域の神社のお札も祀っていることが多い。
ということは、地域との結びつきが強いということ。
地域の中にとけ込んで仕事をさせてもらっているという考え方につながっている。
その社風が社員にもよき慣習として根付き、
地域貢献につながっていくということになる。
もう一つ神棚を祀ることで経営に好影響を与えているのが、銀行員の目にある、という。
神棚があるから融資がスムーズということではないだろうが、
神棚がいつも清掃されているとか、お榊がいつも青々としていることが重要らしい。
この会社の代表者が神棚をきれいにすることで、
事業の発展を祈念しているということにつながっているようだ。
神頼みではなく、神棚を大切にする心(社風)が
会社の発展をより促進させるということになる。
非科学的な話ではなく理にかなった話として「神棚」を取り上げている本である。
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