高野山はご承知のとおり、唐の都・長安で真言密教の教えを受けた弘法大師空海が816年に開創したところ。2004年に世界遺産に登録された日本を代表する山上聖地である。
今回は電車とケーブルカーを利用して登った。ケーブルカーの高野山駅からバスで金剛峯寺へ、そして奥の院を目指した。終点の奥の院前の2つ手前の奥の院口で下車、目指す弘法大師御廟まで歩いて2キロという一つ橋から杉の木に囲まれている参道を歩いた。
この参道に入ると、山の聖地を思わせる空気を肌で感じる。天に伸びる樹齢数百年の杉木立の樹海の空気である。参道の左右には、戦国時代の武将の供養塔が並ぶ。「中の橋」を渡りさらに「御廟橋」を越えるといよいよ高野山の奥之院弘法大師御廟がある。
奥の院に到着するまでに身が清められていくようである。
自然界の曼荼羅をこの目で見たようだった。
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