昨日、出かけた帰りに西宮神社に寄った。参拝のあと、拝殿の正面にある「神池(しんいけ)」を散策。そこにハナショウブが紫の大輪を広げ、水辺をしっとりと彩っていた。
神池ではあるが、石に腰を掛けさせていただきハナショウブの花を眺めていると、尾形光琳の、金地の六曲一双屏風に濃淡の群青と緑青によって鮮烈に描きだされた燕子花(かきつばた)の群生図が浮かんだ。
水辺に咲くハナショウブは、燕子花図の完成された美しさとはまた違う、神地の彩りある風景の中で美しいハーモニーを奏でているようだった。
尾形光琳の「燕子花図」
リポート&写真/ 渡邉雄二 燕子花図/ ネットの燕子花図画像より転載 燕子花図は根津美術館所蔵
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