新型コロナウィルス騒動で、4月に発令された緊急事態宣言で自宅待機を余儀なくされ、自宅活動として、コロナ収束祈願として「写経」する人が増えた、とあるお寺の関係者の方がおっしゃっていた。 私もそのうちの一人である。
先日、仏画曼陀羅アート教室で、生徒さんから瀬戸内寂聴さんの和訳付きの般若心経のコピーをいただいた。その始めの書出しに、黙読してもよし、音読してもよし、書き写してもよし、と書いてあった。
教室では始める前にできるかぎり呼吸法と瞑想をそれぞれ5分程度行っている。呼吸を整えることによって、また瞑想することによって制作作業への扉がスムースに開くと思っている。
今回このコピーを見ながら、まず私が和訳を音読した。般若心経の和訳はいろいろある中で、この寂聴さんの和訳が非常に解りやすく美しい気がした。心経をより理解して書くと、書き手の想いが仏画曼陀羅の制作に反映されるような気がする。その想いを大事にするためにも、般若心経を全員で音読しようと思っている。
歌のようにリズムにのって声を発すると気持ちいいし、心も体も、そして頭にも良いように思える。騙されたと思って、チャレンジしてください。
残暑厳しい折、くれぐれもご身体をご自愛ください。
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