始まり・・・

サーキットへ誘ってくれたショップが廃業してしまった。
フロントショックを交換しておこうと種類の選定と
ＬＳＤの予算を確認すべくＴＥＬするとその旨を告げられた。
しばらくＭＲ２に乗り続ける気になって、
これから仕様を変えていこうと思っていたところでこうなるとは、
少しオーバーだけど運命に振り回されているような錯覚。
ブックマークを外す時はこのブログが終了する時と勝手に
思っていただけに想像すらしていなかった。

ＡＷ１１に乗り始めた動機「通勤用だから２シーターで充分」
とは今は気持ちが変っていて、サーキットに関わらないなら
乗っている理由が無いかなぁとすら思いはじめていただけに
どうしたものかと今後に悩みそうだ。
とはいえ何とかして継続させたいという気持ちになっているのは
この出来事が刺激になっているってことだ。

補強の効果

これでもかと掛かってくる電話と
送られてくるデータの処理をしながら、
帰りはどのコースから行こうかとそればかり考えていた。
と言いつつ、頭の中では朝通る峠道より狭くＲの小さい
１本山奥側の道にほとんど決めていたのだけど。
乾燥路の山道を走るのはバー追加後初めてなので
ワクワクしつついつもの道を左に外れた。
その道は平坦でクネクネ曲がりながら徐々に高くなって
一気に下って行く道でスポット増のときも最初に試走した
道なのだ。

想像通りに１つ目のカーブからピシッと曲がる感じ。
それだけなら今までと同じだけど安心して突っ込める感じが
少し良くなっているし、今までの癖が残っているので
少し気を抜くと切り過ぎてしまうくらい反応がイイ。
そんなときも切り始めから手ごたえがあるので
全然不快じゃなく走れる。
Ｓ字の部分ではそれ程際立った変化は無いので
Ｒの小さい、切り角の大きいカーブでより感じられる様子だ。
下りは３５ｋｍ／ｈで走る２ｔ車にブロックされて
予定より低い速度だったけど、感覚としては劇的に
良いかも知れない。
前加重になった時に良さがより実感できるのは
やはり施工前は相当シナっていたという事か？
現行の車に処置してどれほど体感できるか不明だけど
昭和の車には正に効果テキメン。
でも手ごたえの良さは弊害もあって、
ウネリの出来た路面では常に微振動が伝わって来るから、
車に興味の無い人に敢えて勧めるモノでは無いと思うけど、
走りやすさという事を考えると一般的とも言えるかな。
いやぁ車って楽しい。遠くへ行きたくなってきた。

好印象

補強の完了したＭＲ２を引取ったのが昨日。
ショップから道路に出る小さい段差や一つ目の青信号の右折、
自宅に着くまでの市街地走行はキレイに走る印象で
知らず知らずのうちにニヤけていた。
もし補強を知らずに乗っても「なんかイイ車」
くらいは分かりそう。
そして今朝山間部を走ってみてハンドルに手応えが伝わる前の
ブヨブヨ感が減っている、というか伝わりが早くなって
運転しやすくなっている事に気がついた。
求めていたのはコレだったので自分の素人考えが珍しくヒット
した感じだ。嬉しいのは左右で違っていた操舵の感じが
同じになったこと。
全体の印象は穏やかで正確で堅牢。
昔借りたランサーターボの印象から想像していた競技車両の
イメージにかなり近づいてきたと思う。

完了目前

夕方にカメラを持ってショップに寄ってみたら
なんとすでに施工が終了していた。
未装着になっている右フェンダー部を色々な角度から
撮影させてもらって、しばし車の話。
で、突然の社長の一言に正直ビビった。
「ブログに書くときはパーツの事は伏せて下さい」
！！！！
今まで知り合い・友達・家族・親戚、
一切公表していなかったので本音を書きまくっており
正直ものすごく恥ずかしい。
勝手にリンク貼ったりしてた申し訳なさも一因だけど
オーラの泉風に言えばこれも必然か。
でも急に文章のトーンが変わるのも何なので
このまま行こう。
それと補強の感想も正直に書くつもりだ。
それが礼儀ってもんだし。

軽くショップの宣伝。
チューニングはモチロン
車に関する相談にきめ細かく対応してくれるので
近場の人は一度訪問してみると良いと思う。
長年悩んだことをいとも簡単に解決してくれるかも知れない。
自分の車の良さに気付かせてくれるはず。

作業中

フロントフェンダー内部のストラットサイドの
補強作業に入った我がＡＷ１１はフェンダーを
外されパーツ待ち中。
ラリーの世界ではこの手の補強パーツは市販品が
無ければ製作して取付けるのが当たり前だそうで、
ＡＷ１１もショップのノウハウを生かして
製作する方向で話が進んでいたのだけど
今日話を聞いたら＊＊＊＊＊＊＊＊して取り付ける
のだそうだ。
フェンダーの形状は似ている気がするけど
穴位置の変更程度で行けるかどうか。
取り付け部の形状からするとアルミではなさそう。
パーツが届く日の夕方頃にはある程度イメージが
判るらしいのでカメラを持って訪問だ。

やっぱやるか

補強を打診したショップからの返信があった。
考えず過ぎずに用事があったら気軽に来店くださいと。
ああ、そう言われればあれこれ考えて凝り固まっていた
ような気はする。
でも今日考えて自分的に妥協点を見つけた。
広がったリアトレッドとのバランスを取るため
フロントにスペーサーを入れるとして、
テコの原理で入力が大きくなる分フロントに
補強を入れるのだ。
で、すでに広げているリアはタワーバーの脱着が抵抗無く
できるので、捩れてなく強度はまぁ充分と仮定すればイイ。
仕事で苦しいこじつけをしている時と同じ考え方だけど、
あー少し前向きになってきた。

その仕事場に美人受付嬢が復活した。
なんとかラヴィーンやスパイダーマン３の恋人役や
Tomy Heavenlyに雰囲気が似ている。気がする。
やはり近くに憩いの場があるのは良いことだ。

迷う金額

補強の件（ストラットサイドバー）でショップから返信があって、
ＭＲ２用は無いので製作で５万程度と回答だった。
やけに安いのでパーツ屋のＨＰを調べて見たらこの部品、
フロント用しか無い事に気がついた。
まったく一体自分は何を考えているんだ？
リアフェンダーはボルトオンじゃないから大改造しなきゃ無理な
ことは事前に調べりゃ判ることなのに。

２日ほど考えて昨日返信をした。
内容は、フロントのみという事に気がついたことと
前の軽い車に前だけ補強を施す必要が果たしてあるのか
疑問が湧いてきたことを伝えてみた。
で、今日来た返信は
最初の問い合わせは確かに「？」だったそうで
リアの補強はエンジン・アクスルを一度取り外して
エンジンルーム内側から溶接する大作業しか無くて、
費用は２０万強。
う～んこれじゃトータルでＭＧＦ買えちまう勢いだ。
それはオーバーとしても、リア２０万やってバランス考えたら
フロントもやりたくなるし、そしたら今のヘロヘロなシートの
剛性も気になってきそう。
で、ポルシェに続き見送り。
でも金額的には少し決断すればイケるのでしばらく考える
ことで落ち着いた。

ゴキゲン

補強後は好フィーリングなＡＷ１１だ。
フットワーク自体は同じ。でも施工前がスカスカだとすれば
施工後は濃密な感じがする。
タワーバーを装着してもシットリ接地する感覚は
キャビン周りで力が逃げなくなったってことだろうか？
足回りの音が消えた事も大きな要素だけど
突き上げ時にあった無駄な横揺れがほとんど無くなって
いるのが大きいかな。これは２ndカーと比べても
大差が無くなっているので間違いないと思う。
なんか、ゆっくり走っていても気持ちイイ。
以前はありえなかった感覚だ。

凄いかも

納車目前、ウインカーの点滅不良が起きて再び
インパネをバラしていたＭＲ２。
土曜の閉店後にやっと作業終了して受け取った。

今夜は仲間のライブに呼ばれいつものＲ１６を走った。
チョイ乗りした感じでは重厚な走りに変ってるよう。
曲がっても路面の悪いところでもミシリとも言わず
電動ものフル装備とは次元の違う高級感だ。
入庫中に店長に話しておいた右フロントの不快音は
なんとシェルケース内でダンパーが緩んでいたためで
スプリングの間から締めておいてくれ完全に止まった。
やはり扱う絶対数が少ないせいかラリーショップは
じっくりやってくれる。
自分が疑っていたキャリパーは関係なくどこかの緩みと
目星をつけていたとおりだった。
いつものＳ字でも腰砕けのような曖昧な動きが消えたので
数日乗って印象が変らなければ期待通りと言えそう。

そろそろ戻ってくる Come back soon

Because I think I want to look if the ending of work, I went to the shop.
The manager has doing something for AW11 everytime when I came to the factory.
Almost parts are already mounted, remaining parts are the steering and part of the interior panel.
I really glad, and cannot wait meet AW11.

作業完了目前の姿を一目見ておきたかったのと
磨いたタワーバーを預けるためにショップに寄って見た。
４～５回目の訪問だけど店長はいつもＭＲ２の
ドアを開けて何かしら作業してくれている。
もうほとんどのパーツは装着されていてハンドルと
一部のダッシュボードが残るだけの状態だ。
嬉しいのは窓廻りのカバーモールが新品に
なっていた事。Ａピラーとルーフ後端両サイドの
塗装が剥げていて見た目のポンコツ感が否めなかった
のだけど、窓ガラスを外すとパーツが傷むので
必然的に交換＝キレイになるのだ。
つくづく思うのは古い日本車でも純正パーツなら
それほど供給や時間に不安は持たなくて済む
と言う事。
古い外車だと在庫切れで船のタイミングが悪いと
３ヶ月という日々を待つ事もありえる。
好きなら待てるが乗れないのはやはり悲しい。
高い金払ってＤＨＬ（空の宅急便ね）飛ばしますか。

「もうあした渡せますよ」
待ちに待った一言をもらってしばし雑談。
サイドステップから剥がれている隙間埋めラバーを
接着しておいてくれる話をしていると
内部ステップラーが無くて浮いている事に気づき
「これも直しとくからやはり土曜まで預からせて」
と言う事になった。
「お願いします」
じゃ、明日はゆっくり紅葉でも見に行こうか。