ＬＷＳ（ライトウェイトスポーツ）

ユーノスロードスターの産みの親が書いた本
一気に読みきった。
この本の内容からして帯にある「世界に賞賛されたユーノス
ロードスター」というのはまあ本当だろう。
自分が好きなある評論家は、成り立ちからして
ＭＲ－Ｓとは格が違うとまで書いていたのを思い出し、
そういえばライトウエイトスポーツとしては
ＡＷ１１の方が先に世に出ていた事も思い出した。
それなのにＡＷ１１は賞賛されなかったのか？
ヘインズの整備書があることからしてヨーロッパへも
輸出してそうだけど、もしそうでなくても左ハン仕様が掲載
されているので、アメリカ向けの並行モノを手に入れる
スキモノに向けてヘインズが発行しているのかも。
とすれば狭いところでは歓迎されていたのではないかな。
並行モノが日本ほど特殊じゃ無いのかもしれないし。
ユーノスの展開の仕方は購入しやすかったから台数を増やせた
ってこともあるだろうし。
(整備書見たらヘインズは北アメリカだった。
　　　　　　　　　　なぜかイギリスと思い込んでました）

フラつき

５日ぶりにＭＲ２を車庫から出す。
「なぜ、日本車は愛されないのか」を読んで
趣味車とはなんぞや？
ＡＷ１１は趣味車として気持ちを解放してくれているか？
そもそもＡＷ１１を買った理由はなんだっけ？
と自問自答しながらいつもの山間部を走っていた。
やべぇ、本に影響されて楽しめなくなってる。
通勤だけなら２人乗れればいいし、そもそもトヨタの
色気のなさが年数を経ていい感じに古臭く思えてきたから
手を出したわけで、あまり深く考えた事なかった。
補強のおかげでＲの小さいカーブで幻滅することも無く、
もう少し補強を追加すればＬＳＤを入れなくても自由自在とは
言わないまでも、かなり挙動が安定してキマってくれそう。
９２４を＋１００万で仕上げる楽しみも捨てがたいが、
ヘインズの整備書には８２年までのモデルしか無い。

愛されない車

今日もＭＲ２は車庫でＧＷ休養。
昨日９２４の資料を探しに古本屋に行って見たものの
８７～８８モデルの９２４は余程マイナーなのか
記述のある本は見つからなかった。

ついでに見つけた興味深い題名の本が
「なぜ、日本車は愛されないのか」
という、ユーノスロードスターのプロジェクトリーダー
だった人が書いた、主にデザインについての本だ。
車やバイクを本当に愛しているのが文章から伝わって
モノについての知見がものすごく広く、デザインについては深い。
本文中で「２０歳の人間には２０歳の感性しかない」と
言っているように歳を重ねなければ得られない内容を
展開している。

車単体でのデザイン論に留まらず家や交通機関を
トータルに町並と見て、車と風景との関係に言及
しているところは、自分が感じていたことが正しいと
後押しされた気がする。
日本車が愛されない理由は、結論ではなくこの本の経過で
「情緒」というキーワードで何度も出てくるが
自分の場合ＡＷ１１を新車時は（情緒が無かったのだろう）
大して欲しくなかったのに絶版になって懐かしさという
情緒が感じられたせいで誘われたという気持ちの動きを
裏付けられた気分（少し違うけど）。
でもヘインズから整備書が出ているくらいだからＡＷは
趣味車としてソコソコ愛されてはいるのかも知れない。

この本を途中まで読んで見て、やはり９２４に感じた気持ちは
大切だと再確認。

渋滞は燃費が良い

３日間出かけていてのでＭＲ２は休養中。
昨夜仙台から帰宅した。
東北道は夕方に首都圏に入って渋滞３５ｋｍと表示されたけど
ノロノロ程度だったので意外に早く久喜インターを
降りる事が出来た。
断続的とはいえ停止せずに１０キロから６０キロで走ると
燃費が非常に良くて、おまけに１７号と１６号が空いていた
ので仙台南インターからの平均燃費メーターは川越あたりで
２０ｋｍ／Ｌを超えてそのまま帰宅まで維持できた。

高速を走っていつも思うのは、昔より休日の平均速度が
上がっているなと。
車の性能が上がっているから当然といえば当然なので
あらためて言うほどの事も無いけど、ハイパワーを得た
ミニバンやクロカンもどきの重量級が車間を詰めたまま
隊列をなして追い越し車線を行く中へ割り込んでいく
根性は自分には無い。
何かあったらちゃんと止まるれるのか？
プロドライバーが多い平日の方が平均速度が低いので
安全度は格段に上だろう。
と言いつつ、駆動系ノイズを放置したまま高速を走る自分も
人のこと言えたもんじゃない。