ははあ、半島とは、伊豆半島かな、房総かな・・・・しかし、重くなるとは、視覚的というよりは、感覚的、それとも科学的というべきか。
作者が分かって納得、なるほど、真鶴半島でしたか。
真鶴半島には、地元の人からお林(おはやし)と呼ばれている、「魚付き保安林」という特別区域がある。
昔から、この保安林のお陰で魚が集まり、よく育つと言われている。
例えば、100ミリの大雨が降ると、10万坪の原生林は、3万3千トン重くなるというわけだ。(原生林の広さは、推測)
原生林に近い状態だから、落葉の堆積によって、雨が降った時にスポンジのような保水力がある。
そして、栄養を含んだ清水が、じわじわと海にそそがれる。