一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

46   腰骨を伸ばして消すや夜なべの灯

2010年10月26日 | 

一日轆轤(ろくろ)の前に前かがみで座り、茶碗を作る。今日は、仕事がはかどった分、腰が痛い。家に帰っても痛い。風呂に入っても痛い。今日は、寝ていても痛い。起きても痛い。

どうにもならなくて、とうとう入院する羽目になった。病名は椎間板ヘルニア。腰椎と腰椎の間にある軟骨がとび出して、神経を圧迫しているのだそうである。

 

気が付いた時は手遅れ、取り返しがつかない、ということがあるのですぞ。ご注意あれ。

 

手術はせずに、なんとか退院したものの、完治した訳ではない。使い過ぎて壊れかけた腰を、辛うじて騙し騙し使っているだけだ。

 

それ以来私は、仕事を一生懸命やることは止めた。死なない程度に、食える程度にやっていけばいい。と思うようになった。

 

そして今、心から「腰痛さん、有難う」と言いたい。それは、大きな呪縛から解放されたからである。

 

仕事も、お金も、食事も、腹6分で十分なのである。

コメント (2)
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