一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

40   母と植えし金木犀のむせる香よ

2010年10月20日 | 

 人の死を間近に接した初めての経験は、母だった。クモ膜下出血で緊急入院し、わずか一週間で旅立ってしまった。

 

母を一言で言えば、情が深く、かつ理論的でもあった。

今、こうして振り返ってみると、母から学んだ一番大事なことは、
「何かものごとをするとき、手段をどうするか、段取りをどうするか、結果をどう予測するか、をよく考えてから行動しなさい」ということだろうか。

 

だから、よくよく考えてみると、今の私の行動を規制しているのは、確かに母なのだ。

 

さて、母を亡くしてまもなく、私は俳句を始めた。この句は、その頃の初心の句である。
句は拙くとも、深く心に刻まれている。

コメント
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