一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

34   秋晴や茶髪金髪渋谷発   花風

2010年10月14日 | 

この句、秋晴れの日に、茶髪や金髪の若者が、渋谷駅を出て行く、という。

出て行ってしまうより、電車からホームに、どっと若者たちが降りてくる方が迫力があるんじゃあないかと、私は申し上げた。つまり

秋晴や茶髪金髪渋谷着

すると、作者は、
茶髪や金髪のファッションは渋谷から始まり、全国に出て行った。そういう意味も掛けているから「発」でなければならないそうである。

なるほど、田舎者には「渋谷発」の意味が分からなかった。

更に、髪・髪・発と3回同じ音をたたみかけていることもあって、「着」では絶対駄目なのだそうである。なるほど、なるほど、である。

コメント
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