一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

45   火焚鳥窯詰め急かす嘴の音

2010年10月25日 | 

火焚鳥(ひたきどり)とは、ジョウビタキのこと。小鳥の中で、一番可愛いのではないかと思う。

人を怖がらないので、「バカッチョ」と呼ばれたり、両脇に白い斑点があるので、「モンツキ」と呼ばれたりする。

 

大陸から渡ってくる冬鳥である。掌に乗るほどの、あんな小さな小鳥が、日本海を渡って来るなんて、すごーい。

 

小鳥たちが渡って来る最初の島が日本海にあるそうだ。着いたばかりの小鳥たちは、お腹が空いているものだから、食事に夢中で、人が近づいても全然逃げないとか。

 

君、今年も本当によく来たねー、それだけで幸せになれるよ。29日から窯焚きで、今は窯詰めの最中さ。君に言葉が話せたら、どんなに楽しいだろう。どんなふうに渡って来たのか、どんな苦労があったのか、聞かせて欲しいよ。嘴(くちばし)をカタカタさせているモンツキさん。なんて、可愛いんだ。

 

「窯の鳥」を選定するとすれば、君しか有り得ない。何せ「火焚鳥」だからね。

コメント
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