一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

53     声のして姿の見えぬ大花野   章子

2010年11月02日 | 

 声とは、人の声?鳥の声?虫の声、それとも汽車の音?河の音?


「秋の声」という季語があるが、秋に聞こえる秋らしい音全てを言う。風の音、せせらぎの音、町の音、心に響く心理的な音など。この場合、「声と音」はほとんど同義なのである。

 そういう解釈をすると、「声」の幅は、ぐっと広がる。だから私達は、自分が一番ふさわしい声や音を思い描き、見えないものを想像すればいいのだ。


あなたならどんな声or音を選びますか?

そうですねえ、色々ありますが、私なら子供時代に戻って、

かくれんぼしている鬼になりましょう。鬼をからかって、友達があちらの芒の影から「鬼さんこちら」、向こうの影から「鬼さんこちら」などと呼びかけているのでしょう・風が吹いて少し肌寒く、夕暮れが近づいている頃です。

少しですが、良寛さんになった気分です。

コメント (2)
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