一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

芭蕉忌やチンドン屋との鉢合わせ   遊石

2010年11月17日 | 

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芭蕉忌は、陰暦10月12日(今年は、陽暦の11月17日、つまり今日)

インターネットの記事のほとんどが、陽暦の10月12日を芭蕉忌にしている。この間違いになんとか気付いて欲しいのだが・・・・

 

さてこの句、町を歩いていると、歩行者天国の交差点で、偶然チンドン屋と鉢合わせした。

 

そう言えば、今日は芭蕉忌。もしも芭蕉がこの情景を見たら、一体どんな感慨を抱くだろう。好奇心をそそられて、子供のように後を付いて行くだろうか。それとも下手物と笑うだろうか。気にも止めないだろうか。もし作るとすれば、どんな俳句を作るだろうか。

 

ほとんど無関係と思われる芭蕉とチンドン屋との共通点は、過去の遺物であること。但し、芭蕉は、日本が滅びない限り永久に残るだろうが、チンドン屋は、まもなく滅び忘れ去られるだろう。

 

いやいや、こうして何年か振りに見たのだから、意外としぶとく生き延びていくかもしれない。チンドン屋さん、頑張れ。

作者がそんな風に見ているのではないかと、私は想像する。

 



 

コメント
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