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芭蕉忌は、陰暦10月12日(今年は、陽暦の11月17日、つまり今日)
インターネットの記事のほとんどが、陽暦の10月12日を芭蕉忌にしている。この間違いになんとか気付いて欲しいのだが・・・・
さてこの句、町を歩いていると、歩行者天国の交差点で、偶然チンドン屋と鉢合わせした。
そう言えば、今日は芭蕉忌。もしも芭蕉がこの情景を見たら、一体どんな感慨を抱くだろう。好奇心をそそられて、子供のように後を付いて行くだろうか。それとも下手物と笑うだろうか。気にも止めないだろうか。もし作るとすれば、どんな俳句を作るだろうか。
ほとんど無関係と思われる芭蕉とチンドン屋との共通点は、過去の遺物であること。但し、芭蕉は、日本が滅びない限り永久に残るだろうが、チンドン屋は、まもなく滅び忘れ去られるだろう。
いやいや、こうして何年か振りに見たのだから、意外としぶとく生き延びていくかもしれない。チンドン屋さん、頑張れ。
作者がそんな風に見ているのではないかと、私は想像する。