箱根彫刻の森美術館の中にピカソ館がある。
行ったのは、20年以上も前のことで、紅葉狩に数人で行ったのだと思う。しかし、誰とだったかは全く覚えていない。しかし、この句だけは確かに記憶している。
ピカソを見終わり、美術館の玄関を出て、振り返った時に浮かんだ句だ。すぐメモをしたと思う。自分の顔が、ピカソの絵のように寒さで歪んでいたら、面白かろう。いい句ができたと自己満足した。
こういうことはよくあることで、句作の楽しみではある。しかし、後でよく見直してみると、駄作のことがほとんどだ。
特に、深夜思いついた句は、朝見ると一体この句のどこが良いのか、自分の愚かさに恥じ入ってしまうこともよくある。