鵙(モズ、百舌、百舌鳥)は、秋になると暖地や平地に下りてくる留鳥。その独特の鳴き声で、秋の到来を教える。昆虫や小動物を捕らえて枝に刺すので、モズの「はやにえ」と呼ばれる。
薪割りをしていると、枝先でジョウビタキと共に薪の中の鉄砲虫を狙って、私が休むのを待っている。
さてこの句、私の作ではない。もう30年くらい前の句会の句だ。作者は男性だが、名前も記憶になく、その時限りで以後会っていない。しかし、この句だけは記憶している。
「見えないもの、聞こえないものさえ俳句にすることもできるのだ」ということに、なるほど・なるほどと感心した。