一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

77   冬鵙の見えざるものを捕らえけり

2010年11月27日 | 

(モズ、百舌、百舌鳥)は、秋になると暖地や平地に下りてくる留鳥。その独特の鳴き声で、秋の到来を教える。昆虫や小動物を捕らえて枝に刺すので、モズの「はやにえ」と呼ばれる。 

 

薪割りをしていると、枝先でジョウビタキと共に薪の中の鉄砲虫を狙って、私が休むのを待っている。

 

さてこの句、私の作ではない。もう30年くらい前の句会の句だ。作者は男性だが、名前も記憶になく、その時限りで以後会っていない。しかし、この句だけは記憶している。

 

「見えないもの、聞こえないものさえ俳句にすることもできるのだ」ということに、なるほど・なるほどと感心した。

 

 

 

 

コメント (6)
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