一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

298   日傘して汽笛の音の次を待つ

2011年07月06日 | 

日傘して汽笛の音の次を待つ    湘子 

 

 藤田湘子は、小田原生まれ。小田原文学館に句碑がある。秋桜子に師事し、後に[]を主宰し、一日十句を提唱した。

 

掲句、なんとも読者に想像を膨らませる句ではないか。日傘だから、待っているのは当然女性だろう。もしかすると、その傘に作者(男)も入っているのだろうか。

 

汽笛は、船かそれとも汽車か・・・・・どうして、次の音を待つのか?何のために?・・・・・これは、さっぱり分からない。・・・・・分からないから面白い。

 

 

ムラサキシキブ(紫式部)

 

コメント
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