一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1130   死ぬために生きて七草粥すする   麗子

2014年01月07日 | 新年

 高校生の頃、ある大学祭に行った時のこと。確かキリスト系の宗教団体のブースの学生に「あなたは、何のために生きているんですか」と質問したところ、「死ぬためです」と答えたので驚いたことがあった。「だったら、早く死ねばいいじゃありませんか」などと生意気なことを言ったはずだ。残念ながら、その後の会話は全て忘れてしまった。

 現在日本では、年間3万人が自殺するらしいが、彼らは「死ぬために生きていた」と言えるかもしれない。

 世界各国の自殺者統計によると、多い主な国は、1位グリーンランド(83.0)、3位韓国(28.1)、7位ロシア(23.5)、9位中国(22,2)、12位日本(21.7)、21位フランス(17.0)、アメリカ34位(12.3)・・・・・(数字は、人口10万人あたりの自殺者数)

 さて、この句の作者が、大学生と同様、「死ぬため=自殺」と考えていたわけではないことはお分かりでしょう。

 ところで、今年の本当の七草は、立春過ぎの2月6日ですのでお間違えなく。勿論旧暦の1月7日です。

コメント
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