一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1129   あら雪と云ふおゝ雪と応えけり   武馬

2014年01月06日 | 

「仲の良い夫婦は子供がいない」・・・・・いやそうではなく、「子供のいない夫婦は仲が良い」が正しい。「子は鎹(かすがい)」の鎹がないのだから、この夫婦の鎹には「相性の良さ」がどうしても必要だろう・・・・・いや「思いやり」こそだろうか。

 仲の良い夫婦になるには、この句のように相槌が打てればよい。オウム返しでも良いのだから簡単ではあるが、実際は至難の技なのである。

  家庭内離婚も含めると、日本の夫婦の半数以上が離婚しているらしいから、如何に至難の技か分かるだろう。しかし、余りにも相槌が多すぎると、相手ばかりでなく周りもしらけるからご注意を。

ところでこの句、第23回伊藤園「おーい俳句大賞・一般の部B大賞」の句である。

尚、昨日は「小寒」で「寒の入り」だった。これからひと月ほどが最も寒さの厳しい時期。今年の冬は寒い、と言われながらも、関東南部は一粒の雪も降っていない。雪が降らないと、淋しさが募るばかりだ。 

コメント (3)
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