一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1141   木津川やほつたらかしのお茶の花   玉藻

2014年01月18日 | 

 お茶の産地ではなくとも、日本全国の農家の庭や畑の境界などには、お茶の木が植えられている。いわゆる自家消費のお茶の木である。

 ところが最近、我が家の近在でも、手入れされていないお茶の木が目立つようになってきた。この句の「木津川」は宇治に近く、高級茶となり得る地域での「ほったらかし」なのだ。

 お茶の木の年間管理の手間暇を考えると、結局買った方が安い・・・という結論になるのだろう。「危険」「汚い」「きつい」の3Kに「暗い」「臭い」が加わった5Kが、若者に嫌われている。更に農家の高齢化が加わり、人間に最も大事な、命を守る日本の農業が危ない。

 

コメント
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