一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1148   寒林をけものの如く突き進む   豊春

2014年01月27日 | 

  「けもの」とは、「獣、毛物」と書く。「けだもの」も同義だが、時代や地域によって、意味が異なるようだ。ここでは、毛の生えている野生の哺乳動物、狐、狸、鹿などであるが、特に熊や猪ぐらいにしておく。兎や鼬(いたち)では、小さすぎて作者に申し訳ない。

 私の周りには、ほとんど毎日15キロ歩く女性がいる。又、毎朝数キロ歩く人々もいる。作者もその一人で、リハビリのために歩いているから、心の入れようが違う。だから、このような激しい句ができるのだろう。

 私も毎朝、犬に曳かれて歩いているが、怠け者だから、たぶん犬がいなければ歩かないだろう。しかし、どんなに寒い朝でも、帰ってくれば必ず汗を掻いている。だから、「散歩は、百薬の長」と言えるかもしれない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする