一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1142   御仏はみな甲高や冬木の芽   陽子

2014年01月19日 | 

(みほとけは みなこうだかや ふゆきのめ)

 「甲高」とは、①声が高音であること。②足の甲が高いこと。この句の場合は、②で、日本人は、欧米人より足の幅が広く、足の甲が高いそうである。だからと言って、甲が高すぎると(ハイアーチ)、タコやウオノメができやすいそうだからご注意を。

この句の作者によると、日本の仏像の足は、皆甲高だそうである。インドから中国,朝鮮から渡来した仏教と仏像彫刻。作者の「みな甲高や」という, 仏像研究の専門家でなければ絶対に気づかないであろう断定的表現に, 私は驚いたのである。

頼朝・政子の腰掛石(伊豆山神社)

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