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♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

歌謡コンサートから

2005年04月20日 | 演歌・歌謡曲
「NHK歌謡コンサート」の若手歌手応援コーナーは、たいてい2週目の出来があまりよくないと前に書いた。それで19日の大沢桃子に注目していた。さて結果は・・・ 立派な及第点である。堂々とした歌唱であった。NHKホールの雰囲気にのまれることなく、自分なりの持ち味を出せたように思う。

そしてその前、6分間にわたる熱唱の門倉有希の「景子」について。私は歌謡曲というものは日常的には、そもそも気軽に楽しむものと思っているので、こういう傾向の曲はちょっと疲れるなといった印象をまず持ってしまう。島津亜矢の「帰らんちゃよか」を聴いたときもそうだった。でもどちらも聴いているうちに、知らず知らず歌の世界に引き込まれていくような感がある。それは歌手にそれだけの力量があることの証左なのだろう。
また、この曲は大阪弁を駆使した歌詞が、物語の迫真性を高めている。ちょうど「帰らんちゃよか」での熊本弁がそうであるように。
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ひるの歌謡曲・歌謡スクランブル2

2005年04月19日 | ノンジャンル
あさみちゆきの司会による「ひるの歌謡曲」は、井上陽水の特集だった。
常に鋭敏な感覚で曲を作り、独特の個性で歌い上げてきた陽水の世界は、多くの歌手に少なからず影響を与えて来たに違いない。
「夢の中へ」「いっそセレナーデ」「新しいラプソディー」「少年時代」・・・ どれもいい曲ばかり。あさみちゆきが番組の中で言っていたとおり、陽水の曲はこれからも時代を超えて歌い継がれていくことだろう。

そして「歌謡スクランブル」の中では、何といっても瀬川瑛子の「長崎の夜はむらさき」をあげないわけにはいかない。かつて何げなくラジオから流れてきて心をとらえた曲。瀬川瑛子は後に「命くれない」がヒットしてテレビによく出るようになったが、私にとっては、瀬川瑛子=「長崎の夜はむらさき」に尽きるとの思いがある。
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ひるの歌謡曲・歌謡スクランブル

2005年04月18日 | ノンジャンル
今週のNHK-FM「ひるの歌謡曲」は、あさみちゆきの司会で、フォーク・ニューミュージック系の大物ばかりが次々登場する。きょうは吉田拓郎で、「結婚しようよ」「旅の宿」はとりわけ懐かしかった。フォークも演歌もアイドルポップスも貪欲に聴いていたあのころ。時代が歌と共に歩んでいたような気がする。
番組のラストに、あさみちゆきの「井の頭線」が流れた。この曲には70年代フォークの香りが立ち込めている。

続いて「歌謡スクランブル」は、「夜の歌・都会の歌」の特集だった。個人的には、野村将希の「一度だけなら」と、梓みちよの「メランコリー」の2曲に特別の思い入れがある。「一度だけなら」は、山口洋子作詞・猪俣公章作曲の名曲で、自慢にもならないが私のカラオケ十八番の一つである。また、「メランコリー」は、吉田拓郎作曲のメロディーが小気味よく、梓みちよの曲では一番気に入っている。この曲を聴いていると、歌謡曲がすこぶる元気だった時代がよみがえってくる。
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感謝状 ~母へのメッセージ~

2005年04月17日 | 演歌・歌謡曲
16日の「BS日本のうた」の特集は、「母への思いを綴る歌」と題して、出場歌手がそれぞれ母親の写真をバックに唄った。その中でも出色だったのが、島津亜矢の「感謝状 ~母へのメッセージ~」である。昨年9月、島津亜矢のコンサートを京都で見たとき、彼女は客席に降りて、最前列の座席の年配の女性に語りかけるようにこの曲を熱唱していたのを思い出す。その間、場内はしわぶき一つなくその歌声に聴き入っていたとの印象がある。島津亜矢は「大器晩成」のような力強い歌も得意とするが、この曲や、昨年の「帰らんちゃよか」のような、切々と語りかける曲においても、抜群の説得力を発揮する。
わずか5分に満たない楽曲であっても、それを聴いて得られる感動は、映画・演劇によるものに十分匹敵しうるのが、歌の持つ力だと思う。曲そのものが優れているのはもちろんだが、それを生かしていかに伝えるかが、歌手の力量である。
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島津亜矢・島倉千代子

2005年04月16日 | 演歌・歌謡曲
このところ「BS日本のうた」で紹介される新曲に注目している。今回は島津亜矢の『大器晩成』と、島倉千代子の『ちよこまち』を初めて聴いた。
島津亜矢の『大器晩成』は、彼女の迫力満点の歌唱を存分に生かしたスケール感のある曲だ。尺八の伴奏、そしてバックの男声コーラスも効果十分だった。今年の紅白にはぜひ復活出場を果たし、この曲をNHKホールで力いっぱいに唄ってほしいものだ。
そして島倉千代子が山崎ハコといっしょに作ったという『ちよこまち』。このタイトル、「ちよこ」は千代子というのはわかるが、「まち」の意味がわからなかった。実は「千代小町」だったのだ。
これは乗りのいい、元気の出る曲である。歌手生活50周年を経てますます張り切るお千代さん、いつまでも可憐さを失わないところがすごい。

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