♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

ひるの歌謡曲・歌謡スクランブル

2005年04月25日 | 演歌・歌謡曲
今週の「ひるの歌謡曲」は森山愛子が司会である。彼女の持ち味の可愛い声で、さわやかな感じでよかった。少しとちっていたが、これもご愛嬌だ。「舟木さんの低音の響きはとってもうっとりしますね。」と言っていたが、舟木一夫とか御三家となると、彼女にすれば親の世代の話になるのだろう。

「歌謡スクランブル」は、話題のホットミュージックの演歌・歌謡曲編。初めてフルコーラスを聴いて注目したのは、一葉の「旅立ちの駅」、谷本知美の「人生行路」、金沢明子の「木の葉舟」の3曲だ。
「旅立ちの駅」は、一葉の声が孤独感を表現するのにぴったりである。「人生行路」は、谷本知美の本領を発揮しているように思う。前作は軽いタッチの歌謡曲だったが、こういうどっしりした曲のほうが似合うようだ。「木の葉舟」は、金沢明子の味わいのある優しい歌唱がいい感じだ。

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「風樹の母」の歌詞について

2005年04月24日 | 演歌・歌謡曲
森山愛子の新曲「風樹の母」についてさらに取り上げてみたい。この曲は作詞・松井由利夫氏、作曲・水森英夫氏で、「箱根八里の半次郎」など一連の氷川きよしのヒット曲と同じコンビである。歌詞を見ているとなかなか興味深い。2月の「霙」、5月の「柏餅」、9月の「月」と各コーラスにそれぞれ季節にちなんだキーワードを用いている。つめたい霙は、親と別れる淋しさ、そして母のきびしい言葉を表わしているかのようだ。同様に、柏餅は母の優しい気遣いの、半欠けの月は亡くなった母への想いの象徴といえる。
3番の歌詞には、和歌に用いられるような掛詞が、「あれから二年の杉木立」「きびしさやさしさ袷の絣」と2回出てくる。こういう技巧はあまり多用するのはどうかと思うが、この程度だと少しワサビを効かした感じだ。
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姫神「青い花」

2005年04月23日 | ノンジャンル
今回は演歌・歌謡曲から離れ、1枚のおすすめのCDを紹介しよう。姫神の「青い花」である。姫神のユニット名で活躍したシンセサイザー奏者の星吉昭氏は、惜しくも昨年10月1日に亡くなっているが、長男の星吉紀氏が継承されたとのことだ。
姫神の音楽は、東北地方など日本の伝統芸能、文化を取り入れた独特の音の世界を作り上げたものが多い。このアルバムには、沖縄民謡をベースにした標題作をはじめ、こきりこ節、磯節、さんさ時雨など各地の民謡を題材にした作品が収録されている。標題作「青い花」は、リズミカルなシンセサイザーの響きと女性ボーカルとの調和が楽しい曲である。

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「ひるの歌謡曲」のあさみちゆき

2005年04月22日 | 演歌・歌謡曲
あさみちゆきの司会によるNHK-FM「ひるの歌謡曲」の最終日は、ちゆきのマイ・セレクション。彼女が歌手をめざすきっかけとなった松村和子の「帰ってこいよ」、そしてNHKのど自慢で唄った渡辺ひろ美の「出船恋唄」と聴くと、現在のちゆきのイメージからすると違和感がある。ただ彼女の歌心のベースには、演歌の要素が色濃くあるのは確かだろう。
彼女自身、カラオケファン2004年6月号のインタビュー記事で「私、昔はド演歌が好きだったんですよ。着物をきてうたう演歌歌手になりたくて上京したんですけど・・・」と語っている。彼女にはこれからも演歌・歌謡曲・フォークなどいろんな要素を取り入れて、新しい大人の歌の世界を唄い上げていってほしい。
番組の最後で、今後は曲作りも勉強して、自分の作品を聴いてもらえるよう頑張りたいと言っていた。頼もしい言葉だ。ぜひいい曲を作って、シンガーソングライターとしても独自の世界を確立してほしい。

来週のこの番組は森山愛子が司会をする。私の好きな若手が次々登場して目が離せない。そのうち竹川美子にもぜひ司会をやらせてほしい。NHKさん、お願いしますよ!
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森山愛子「風樹の母」

2005年04月21日 | 演歌・歌謡曲
「闘魂の歌姫」森山愛子の第2弾シングル『風樹の母』のCDを買った。3月11日の大阪恵比須堂キャンペーンで聴いて印象に残った曲だ。まずタイトルからして鮮烈だ。「風樹」という難しい言葉をあえて持ってきて、重みを感じさせる。「ふうじゅ」の音の響きがエキゾチックなのも面白い。
これはいわゆる「母もの」で、家族愛をテーマにした曲の中でも最も多いものであるが、人生の応援歌としての要素もある。
サビの部分の「わかったか わかったね」の歌詞がいい。母親の厳しさと優しさを、これだけ簡潔に的確に言い表わす言葉が他にあろうか。
森山愛子の歌唱は程よい張りとこぶしを効かせ、ファルセットも効果的に用いて、実にうまく骨太の曲に唄い上げていると思う。おすすめの1枚である。





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